ももちゃんの飼い主、リーダー、母親である、みのちゃんが最近忙しい。
忙しくても、朝、午後、夜の、ももちゃん散歩は欠かさない。
おしっこを我慢させたくないからだ。
仕事の合間に帰って来て、サッとおしっこに連れていく時もある。

みのちゃんがいない時、ももちゃんはみのちゃんのことをずっと考えているようす。
夕方になると駐車場の車の音が気になりはじめる、わたしとももちゃん。
ブ~、ブ~、ブ~という車がバックする音が聞こえると、「はっ!」顔を見合わせるふたり。
「帰ってきたかな!」とももちゃんに言うと、ももちゃんは小首をかしげて、キラキラした目でわたしの顔色をうかがう。
ふたりでそわそわ、ウロウロする。
そしてももちゃんは、玄関の方に近づいて聞き耳を立てる。
違うようだった…うなだれるももちゃん。
夕べは、みのちゃんが夜10時になっても帰ってこなくて、そんなことを繰り返した。
ももちゃんの顔が、だんだんしょぼくれてきて、気の毒になってくる。
わたしは、顔や身体を撫でて「もうすぐだよ」と励ましてやる。
…ももちゃんは、力なく「ぺろり」と私の手をなめてくれてた。
そして、車の音がよく聞こえる窓際で待ち続けた。



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