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おむすびの研究

食のこと

 早朝、目が覚めてからさっそくおむすびの勉強を始める。

お弁当の本をたくさん持っているし、雑誌の中におむすびの特集が載っているのもあるはず。

本棚から選んで、いくつか目を通してみた。

「おにぎり 浅草宿六」に習う おいしいおにぎりのつくり方 というページがあった。

おむすびはこれを参考にして作ることにしよう。

 もうひとつの研究項目は包装だ。

外で働くみのちゃんに持たせるために、おむすびのテイクアウト仕様を考えている。

みのちゃんが忙しさにかまけてお昼を食べなかったりするのが気になっていて…。

たまにお弁当を持たせることもあるが、お弁当箱が煩わしいみたい。

なので使い捨ての容器を使ったり、先日のように竹の皮に包んだりしていたわけ。

でも、もっといい感じにしたいと思って。

…とりあえずダイソーに行ってみることに。

 オープンと同時にダイソーに入店。

お弁当関連コーナーで「おむすびフィルム」というのを買う。

こういうのがあるのは知っていたが、買うのは初めて。

ポップな柄やキャラクター柄は…いかにも「ママが作りました」という手作り感が出るから気に入らない。

お店で買ったような洗練された感を目指したいんだけどな。

極力シンプルなのをいくつか買った。

 一旦家に帰ってお米を3合炊くようにセットし、次はいつものスーパーへ食材を買いに行く。

外に出たくないわたしが、この暑さの中を忙しく歩きまわっている…。

塩鮭、ごま昆布、紅しょうが、海苔、それときんぴらごぼう用のごぼう、などを買う。

きょうは研究だから、お試しにいろいろ作ってみたい。

 ピーピロピ~と音がして、ごはんが炊けたようだ。

その前に、きんぴらごぼうを作っておいた。

ごぼうも人参も細目に切って具に入りやすいようにしたつもり。

「浅草 宿六」のページを開ける。

ごはん70gって書いてあるので、キッチンスケールでちゃんと計る。

えっ、70gってほんのちょっとよ?お茶わん半分もないくらい。

それに対して具は多め。

あまり使ってない桧のまな板を出してきて、その上にごはん70gを置いて、きんぴらごぼうを乗せた。

端にあるごはんをつまんで具の上に乗せる。

まな板の上でだいたい三角にまとめてから、塩をつけた手のひらで3回転がして三角にする。

ギュッと力を入れないのがコツ、と書いてある。

ごはんが少ないので、きんぴらごぼうが透けて見えているが、まあいいだろう。

粗熱が取れるのを待つ。

そしてラッピング。

「海苔を分けて包めるフィルム」が気に入った。

初めてなので包むのに苦戦したが、出来栄えはまあまあいい感じ。

DSC_2232

さっそく試食。

ラッピングしてテープで止めたばかりのを、今度は恐る恐る剝がしてみる。

なるほど…分かれた海苔と簡単に合体できるのだな。

ごはんをギュッと握っていないのでホロホロしていて、いつものわたしのおむすびと全然違う。

ホロホロでもパリッとした海苔に包まれているので崩れない、安心感。

少ないと思ったごはん70g~80gが、この包むフィルムにも丁度の量だとわかった。

手巻き寿司の時の感覚で、いくつも食べたくなる。

塩鮭、梅おかか、紅しょうが、も試食。

梅おかかのおかかは今まで醬油を垂らしていたけれど、そのままがいいと宿六さん…本当だ。

でも宿六さんが勧める「紅しょうが」は、わたしはそんなに…だった。

 午後2時頃みのちゃんが、もも散歩に一旦帰って来た。

「暑~て暑~て腹立たしい」なんて言っている。

やっぱりお昼を食べていないと言うので、出来立てのおむすび4個を持たせることに。

「みのの好きなのは~、塩むすびで~、ごはんがホロホロしたやつ…」とかなんとか言うので、具なしの塩むすびも作ってやった。

宿六さんでは、塩むすびの中には2~3センチの小さなごはんの「塩玉」を入れるのだ!

きっと気に入るはずだから、食べたら感想を言うようにお願いした。

夕方、ラインで感想が来た。

「握り具合柔らかくて良し きんぴらが凄く美味しかった のりが焼き海苔なんが良かった」

だって。

 晩ごはんは、もちろんパパにもおむすび。それと何か汁物を。

わたしは、もうお腹がいっぱい。

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