右手を骨折した時のことを書く。
ずいぶん前から計画を立てていた、パート仲間とのハイキング。
テーマは「山を登る」、「おいしいものを食べる!」だ。
あえて、お弁当などは作らない。(いつも作っているから)
食べたいものを自由に買って食べる、「大人の遠足」と名付けた。
楽しみで楽しみで、子供のようにワクワクだった。
早朝から出発したので、まずは「にしむら珈琲」でモーニングを食べる。
「フルーツセット」か「サラダセット」を選ぶ。みんな「フルーツセット」。
飲み物は、コーヒー、紅茶のほか、ミックスジュースから選ぶことができる。
いつもならキリキリ動き回っている時間に、なんて贅沢なのだろう。そして優雅だ。
次はおやつに食べるパンを買いに「イスズベーカリー」。
ひとつふたつでよさそうなものなのに、皆あれもこれもと時間をかけて選んでいる。
そして次は「淡路屋」でお弁当を買う。ここでもかなりの時間をかけて、皆「これにしようかな、あれもいいな。」と迷いに迷っている。
肉好きな人は「肉弁当」、わたしはいろいろなものがちょこちょこ入っているお弁当をチョイス。


さあ、お手洗いも済ませて、いよいよ山に登るぞ。
10月も半ばだが、暑い。汗が出る。
でも木陰に入ると、秋らしい涼しい風が吹いた。
途中、山小屋の休憩処で、おでんを食べる計画だったが、開店前だった。残念。
どんどんどんどん上っていく。
たまに降りてくる人とすれ違うと、「こんにちはー」と声を掛け合う。
「あいさつ、するんやね。」
山歩きに慣れていないわたし達。
四つん這いになって登るような急な階段もあった。
皆、体力に自信がなかったが、おしゃべりしたり、笑ったりしているうちに、目的の場所が見えてきた。
つづく
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