ひきつづき、帰省中の話。
納骨するお墓は、家から歩いて5分ほどの山の斜面にある。
花をいっぱい抱えて行くわたし。なのでパパが運転する車に住職と一緒に乗って行った。1分で到着。
細い車道からちょっと登ったところにお墓はある。元気だった頃のスガ母が「後ろに竹藪があって、どんどん竹が増えて困る…イノシシも降りてくる」と、ぼやいていたのを思い出す。とうとう…お義母さん…そこに入ってしまうんだな…。
納骨が済んだ帰りは、皆と同じようにてくてく歩いて帰ることにした。良い天気なので。
山の斜面が多い田舎には、あちらこちらに石垣がたくさんある。
子供の頃は石と石の間に手足をかけて、上までよじ登ることができた。でも、そこにはヘビが息をひそめていたりするのだから…!石垣に近づくのは、なんだか恐ろしい。
昔っからある石垣は苔むしていたり、いろいろな植物が生えている。いりいろな虫も住んでいるだろう。

そこに、黄色い小さな花が星のようにたくさんチラチラと咲いていた。こ、これはマルバなんとかっていう今週の「らんまん」の花じゃない?よく見ると、周りのあちこちに生えている。
ほら、ここにも。

夕方、会いに来てくれたみほちゃんにスマホで撮った写真を見てもらうと、「そうそう!これはマルバよ!間違いなく…」と言ってくれた。似たような黄色い花もあるらしいから。
学名「Sedum makinоi」
翌日、神戸に帰る途中、時間があったので「高知城」に寄ることにした。
わたしは4月にセンパイと訪れたばかりだけれど、パパが子供の頃に行ったきりで「行きたい」と言うので、再び。
すると、お城の石垣にも、ほら。

わたしがこの写真を撮っていると、お城のガイドのおじちゃんが「その黄色い花はね…」と声をかけてきた。
わたしが「うん!マルバでしょ、今週のらんまんの!」と答えたら。
「よくご存じで」と、にっこりしてくれた。ご存じですとも。
高知城の立派な石垣。ついつい登りたくなる。⤵



コメント