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ももちゃんとショッピング

おでかけ

 蝉の声が「シャワシャワシャワシャワ…」聞こえるようになった。

が、梅雨明け宣言は出されていない。梅雨前線がまだ日本に引っかかっていて…不安定な蒸し暑い毎日が続いている。

こうも暑苦しいと、買い物に出るのもイヤになるよね…。

おうちで引きこもっていると、みのちゃんが「カインズに連れて行ってやろう」と親切風にラインしてきた。

仕事の合間に連れて行ってくれるらしいが…これには裏があると気付く。もも散歩や自分の整体が絡んでいるに違いない。…でも、ホームセンターには行きたいと思っていたところよ。

バタバタと帰宅したみのちゃん。「早く、急いで」と、ももちゃんとわたしは連れて行かれる。ぶう~っ。

暑さがマックスの午後の時間帯なので、ももちゃん散歩はできないらしい。公園で用を足すだけ。それだけでもハアハア言ってるももちゃんだ。気温は34度くらい。

そして、涼しいカインズに到着。

大きなペット用カートにももちゃんを乗せてから、みのちゃんは近くの整体院へ。カインズと整体はだいたいセットになっていて、これまでも駐車場でももとふたりお留守番させられることもあった。

今回は、店内で買い物をしながらももと待つのだが…わたしは慣れてなくてあまり自信がない。ももちゃんも、カートの中でがたぶる小刻みに震えている…人間が怖いのだ。不安なふたりが取り残されることになった。

それでも、ワンワン吠えたりキュンキュン泣いたりすることもなく、おとなしくしているももちゃん…(怖すぎて)。わたしは、あれもこれもと欲しい物があったのだけれど、ももちゃんが気になって…買い物に身が入らない。

できるだけ人が少ないカーテンコーナーや、用のない奥の方をうろつく。

が、物陰からゾンビのように人が次々と現れるのだ!ももちゃんにとってはゾンビだろう。いちいち「ビクッ」と警戒するももちゃんなので、Uターンして近寄らないようにカートを操って通路を行くわたし…。バイオハザードか…。

癒しのペットコーナーにも連れて行ってみたけれど、ももちゃんも展示されている犬ねこも、お互い何の反応もなく…虚しいだけ。

ただただ、みのちゃんを探してきょろきょろして、ポケットからおやつを出して与えても見向きもしない、緊張感まるだしのももちゃんであった。

わたしは、「みのが戻るまでに買い物を済ませておくように」とも言われているから、そうしながらもなんとか、欲しかった人参ジュースや米油、洗濯物ハンガーなどカートに載せた。ふう。

40分後に現れたみのちゃんに「え、これだけ?」と言われる買い物量だった。本当は重たい洗濯洗剤とかも欲しかったのだけど…もういいの。みのちゃんに再会できて、わたしもももちゃんも安堵のため息よ…。

こうして無事に…?ももちゃんとの買い物は終わった。

思い返せば…。

カインズの駐車場に着いてリードを着ける時、ももちゃんは「キャオオ~ン」と鳴いて拒否っていた。「カインズキライ!」と言ってる風だった。

わたしが「嫌がってるやん…?」と言うと、みのちゃんは「喜んでるねん!」と半笑いで言い放ち、抱っこして車から降ろしたのだった。

厳しい母である。これも人馴れする為に敢えての訓練なのだ。

そしてわたしも訓練されている。

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