旅から帰ると洗濯物が山となった。今までかつてない程の量…冬だから余計に。
狭い洗面所の足の踏み場もないくらい…それを見たパパが「うわっ」と目をまん丸にした。留守番のパパも洗濯せず…だからじゃん。
だと言うのに、天気が下り坂で外に干すことが出来ない…。
みのちゃんが「コインランドリーで乾かそうか?1発やで」と言ってくれたけど、「いいのいいの、地道にやるから」。わたしは3日間家事から離れていたせいか、ちっとも苦に感じないのだった。
きっと充電が100%なんだわ。
何回も洗濯機を回し、浴室乾燥で乾かす作業を1日中…。でも、やっと乾いた衣類を畳んで、元の場所に戻す作業は気分のいいことだった。リセットされていく感じ。
旅の帰り道、高速の上からの神戸の街の景色(5時過ぎていたから夜景)がとてもきれいで、「あーやっぱり神戸って好きやなあ」と思った事だった。それは、旅から帰ってくるといつも思う。…旅先も、もちろん素敵なんだけどね。

そしておうちに到着して、狭いながらもここがわたしの「居場所」なのだ…と再確認する。
わたしが子どもの存在だった頃の「おうち」は、残念ながら帰りたくない場所だった。漠然と「ここじゃない、抜け出さなければ」と思っていた。18歳から家を出て「居場所」を求め…巣作りをし続けた40年間だったかもしれない。
今現在のテーマは「身軽に暮らそう」に移行しつつある。いつか訪れるであろう永遠の巣立ちを、漠然と意識しているのかもしれない。だって来年は還暦だもの。
2日間外食だったので、台所に立つのも新鮮な気持ちになる。
長野のA・コープで買った食材を料理する。なめこの味噌汁、きのこのスープ、きのこ鍋、きのこの炊き込みご飯。きのこ鍋の〆は信州そば。おやつはりんご。
あっそうそう…帰ってきたらねぇ、お留守番のねこ達、ふてくされてたわ。
陽気なイッチだけは迎えてくれたけど…。

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