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おかず味噌ブームは母譲り

暮らしのこと

 わたしが子どもの頃、母が食べていた「おかず味噌」の記憶…。

母がフライパンで、ネギやら味噌やらをちゃっちゃっと手早く炒めている。…焦がし味噌のいい匂いに誘われて…「何作ってんの」と、となりで覗き込むわたし。

するとそこへ、おもむろにじゃこをぶっ混むものだから「あっあれか…」とがっかり。それは、母のごはんのお供。母以外は食べない母の常備菜だ。ちりめんではない、ちょっと大きめのじゃこは…苦手だ。

父やわたし達には、質素ながらも玉子やお肉やらを使った様々なおかずを用意してくれていたと思うが、母は味噌でごはんを食べる…。そんな様子を時々見て、わたしは「同じものを食べようよ…」となんだか侘しい気持ちになったものだ。

最近、うちの冷蔵庫に「おかず味噌」の瓶が並んでいる。

徳島の柚子味噌はおでんに欠かせないし、マヨと混ぜて、茹でたブロッコリーにつけて食べるとおいしい。

青唐ちりめん味噌はそのままでも、豚肉炒めの時に調味料としても使う。

今は無いが、大葉味噌は焼きおにぎりの時に塗り付けると美味しい。

先日の信州旅行でも、柚子味噌とおかず味噌、2瓶を買った。

ごはんの朝食の時は、味噌汁と海苔とおかず味噌があれば十分だ。それに玉子や焼き魚があればごちそう朝食と言えるだろう。

今となっては、味噌でごはんを食べていた母を悲しく思うこともない。…それが美味しかったんだと思うから。油っこい肉とかよりも。

ある時、母が白ごはんに「あんこ」を載せて食べているのを見て「ぎょっ!なんてことを!」と驚いた事がある。

それもきっと、無性に「おはぎ」が食べたくなったのだろう、疲れて甘いものを欲したのだろう…と推測する。

とっくにわたしは、母が生きた年齢を上回っているのに、いつまでたっても母の方が年上に思えるのはなぜだろう。…わたしの中で生きているのかもしれないな。

食器棚のカフェカーテンが色あせたので、作り直すことにした。

端切れが入ったBOXを探したら、同じ布がなんとか残っていたので、足りない分はつぎはぎして作った。

ビフォー⤵

アフター⤵

わたしのお裁縫はこの程度。だけど、見栄えがちょっと良くなるとうれしい。

こういう所も、母譲りかもしれない。

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