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「京極堂」への誘(いざな)い

わたしのこと

 休日のパパは再び、近くの高校野球(春季大会)観戦に行くと言う。この春の甲子園のセンバツは、仕事や天気の都合が悪く…観に行けなかったから。

きょう(日曜日)は天気も良く桜も満開のはず。絶好のお花見日和で人出も多いことだろう。

お弁当が要るかと尋ねたら「要る!」と言うので簡単に作って持たせる。昨夜の豆ごはんのおむすび、玉子焼きとウインナー、それとおやつをあれこれ持たせる。コーヒーなど飲み物も。

ずっしりとなったバッグを持ってご機嫌に出かけるパパ。

しばらくすると、みのちゃんも出かけるようだ。

すごい荷物。パソコンも抱えている…ということは、どこか(漫喫?)に引きこもって集中して作業をするのだな(おうちは雑音が多いから)…。

家族元気で留守が良い。

ひとり残されたわたしは、きょうも洗濯ざんまい。買い物にも出ない。サブおかずでも作っておくか…。ポテトサラダ、茄子と鶏ミンチの炒め物…2種。

ひと通り用事が済むと「いかん…また眠くなってきた…。」

なのでU‐NEXTで映画「魍魎の匣」を観ることにした。U‐NXTが映るテレビはみのちゃんのベッドの所にあるので、ベッドのふとんに足だけ入れて観る。「魍魎の匣」は、過去に観たことがあるから、途中で眠くなったら寝てしまえばいい。

ところが、久しぶりの「京極堂」の世界。おもしろくて終いまで目を閉じることはなかった。

京極堂を演じるは堤真一。着物姿がカッコいい。だけど…映画ではやはり物足りない。小説の京極堂は、わたしの頭の中で堤真一よりも更にカッコよく想像されていたはずよ…。

京極堂シリーズは「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」「絡新婦の理」「塗仏の宴」…と、当時ずいぶんハマったが、なにせ長編小説「上・下」の2冊はまだ短い方で「鉄鼠の檻」などは文庫本にして4冊に及ぶ。

なので、読み進めるうち次第にわたしの脳みそ&想像力のキャパオーバー。その後の「陰摩羅鬼の瑕」「邪魅の雫」は手付かずのまま放置…で今に至る。

それが、昨年17年ぶりに「邪魅の雫」に続く京極夏彦の新作が出たというのよ!コンパクトな文庫本になったら是非読みたい。…と思うが、わたしはシリーズ途中で息切れしてしまっているではないか…。

あれから約20年、今1度「姑獲鳥の夏」から復習したい。今1度あの妖しくも美しい不気味な世界に入り込みたい気持ち。40代の自分より、たぶん今の方が読解力があるような…気がする。

ただ、文庫本の文字が老眼で苦しいかもしれない…がんばれるか?

「京極堂シリーズ」に足を踏み入れることは、長い旅に出ることかもしれないぞ…ううむ。

夕方になり、みのちゃん帰宅後、散歩に同行することに。

散歩中も「京極堂」のことで頭がいっぱい。ひとつの事を考え始めたら抑えが効かない性分なのだ。

さあ、どうする。1歩踏み入れるか、わたし。

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