浜田省吾ライブ当日の話。
わたし達は元町のパン屋さんで夜のパンを買っていた。ここもお客さんで混雑していて…レジは行列だった。
パパに、皆の荷物番をさせて外の歩道脇で待っていてもらった。
買い終わったわたしが戻ると、パパは誰か(男の人)と親しげに喋っていた。誰だろう…昔の知り合いかな?でも、わたしが近づいても紹介もしてくれない。そして男の人は「じゃ」と言って去っていった。
「だあれ?」と聞くと「浜田さん」とパパは答える。浜田…?そんな知り合いいたっけ?
よくよく聞くと「知らない人」だと言う。向こうがパパに「浜田さんですか?」と話しかけてきたと言うのだ。そう…パパは浜省のロード&スカイのキャップを被っていたから、「浜田さん(のライブ)ですか?」と話しかけてきたんだそうな。そして「自分は福岡で行くからきょうは行かない」とか話していたらしい。
パパも浜田さん、その人も浜田さん。みほちゃんもニセ浜田さん。街はニセ浜田さんだだらけだったのだ。

ライブ会場近くに、ホントになりきり浜田省吾がいて「アアア…」と眉間にシワが寄った。グレイヘアにサングラス、Tシャツにジーンズ、江田島ペンダントで「オレ浜省っしょ?」となりきっていた。だけど、お腹が出ている…異様さ。「悪目立ち」とはこの事ね…。
ホンモノの浜田さんは神々しい…神様。
でもプライベートはサングラスを外し、普通の人に紛れているに違いない神様だ。
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