ワンプレートって楽しい

　ブログ始めた最初の頃、「アッコさんのゆず」という話を書いた。

姉のアッコさんは妹（わたしの母）の嫁ぎ先の柚子の種を、大阪に行く前にてきとうに畑にばらまいた…という話。

あの後、わたしの母もアッコさん家族のように故郷を離れたのである。

なので前回、わたしは四万十川の上流で育った話をしたが、生まれは大阪の堺市なのである。

大阪のマンモス小学校に入学して1学期を過ごしたものの、夏休みに再び故郷にＵターンしたようだ。

気まぐれな両親だったので、どこに行っても安定した生活を送ることができなかったのだろう。

わたしは過疎の山奥に連れていかれた。

何が何だかわからないし、わたしにはどうしようもない生い立ちである。

まあそれは、どうでもいいとして。

わたしは幼少時代をバリバリ、都会で暮らしたのである。

母の好みで流行りの巻き髪パーマをかけられ、大きなリボンのツインテール、皮の白いブーツなんか履かされていた。

梅田の阪急百貨店の屋上の遊園地コーナーで遊んでいる写真がある。

きっとデパートの食堂で「お子様ランチ」を食べたのだと思う。

その後もレストランに行くと、わたしが何も言わなくても「お子様ランチ」。

小学5年の時に盲腸の手術をして退院した日も「お子様ランチ」。

チキンライスのお山に旗が立っていて、おもちゃのおまけが付いていたよね。

　そんなこんなで、ちょこちょこいろいろなものが盛られているワンプレートが今でも好きだ。

…そういう人って多いんじゃないかな。

　きょうパパと出先で食べたランチも、楽しいワンプレート。

「厚焼き玉子のサンドイッチで有名な京都の喫茶店が近くにできた」と、ちーこちゃんに教えてもらったのだ。

わたしは、もちろん厚焼き玉子のサンドイッチとナポリタンとサラダとコーンスープのプレート。

パパは、ハンバーグとエビフライのデラックスセット。

どれもおいしい味だった。コーヒーもおいしかった。

ワンプレートって、いいよね。

ね！ちーこちゃん。