わたしったらYouTubeで、“暮らし”のVlоgや“食”や“住まい”に関するチャンネルの類を観ることが多い…。なので、それに類似した動画が色々と上がってくるわけ。
最近は『伝説の朝ごはん』という動画チャンネルが(妙に)面白くて。
最初は「伝説の…?いったいどんな朝ごはん?」と期待したけれど、特異なメニューが紹介されるわけではなかった。…大仰なタイトルではあるわ。
あらゆるジャンルの職業の老若男女が、自分の為にだけ用意して食べる“唯一無二の朝ごはん”と言ったところかしら。
“99歳のおじいちゃん画家バージョン”をわたしなりに紹介してみよう。
まず「おはようございます、今から朝ごはんを作ります。」と宣言させられて始まる(決まり文句)。
そして自分の台所でおずおずと…準備を始める老人。BGMやナレーションはいっさい入らず、生活音とボソボソとしたひとり言のみ。ほぼノーカット。黙々と作業する姿をこちらは見せられる。時々短い説明テロップは出る。『鍋に水を入れる』など要所要所で。
さつまいも・じゃがいも・里芋、三種の芋を洗って、大鍋で蒸す老人。ゴロゴロとしたでっかい丸のまま。量からして昼も夜も芋を食べるのではなかろうか…?
暫し…蒸している間、おもむろに別室に移動してデッサンを始める99歳画家老人。マイペース。
ピピピピピピ…タイマーの音にやっとのことで立ち上がり、再び台所に戻ってじゃがいもとりんご(ぶつ切り)とレタスをマヨネーズで和えたサラダを作る。
野菜ジュースをコップに注ぎ、ふかし芋と塩を並べて。これが朝ごはんメニュー。
無表情で黙々とナイフとフォークで食べる老人。咀嚼音。
食べ終わるまでただただこちらは見守り…「ごちそうさま」と立ち上がって、洗い物、片付け終えるまでが、一連の流れとなっている。
最後、99歳おじいちゃん画家に朝ごはんのこだわり等を聞く。「芋は味を付けなくてもそのまま食べられるし、おかずが要らないし、通じが良くなるしねぇ。ふぇっふぇっふぇっ笑」「きょうも生きてるな、始まるな、と思ってねぇ。ふぇっふぇっふぇっ」
「きょうも頑張っていきましょう、いってらっしゃい!」と、言わされて終了(決まり文句)。
という約30分の動画。
これだけじゃ何が面白いかわからないだろうけど…。なんだか面白くて見入ってしまうのだ。
他にも多岐にわたる著名人、変わり者(天才?)、有識者、料理人、芸術家、こだわりを持つ若者…etc.。その方々の孤独な朝ごはんの支度と食事風景(&後始末)と、少しのインタビュー。
観ている側は、すごいプライベートな部分を覗かせてもらって…恐縮してしまう気分。なのでコメント欄には賛辞が並ぶ一方、時々荒れるわけよ…。やれバターを摂り過ぎだの身体に悪いだの、箸の持ち方が悪いだのだの!まな板の置き場がどうとか、野菜の洗い方がどうとか…。大きなお世話で皆好き勝手なことを言うわけ。
わたしだって、もし…よ?朝ごはん作っているのをカメラで撮影されたら…ツッコミどころ満載だと思うわ。意味不明な段取りや動作…。
…本来ならば誰にも見られることのない“自分が自分の為にだけ用意する朝ごはん”だよ?「40年間毎日同じです」って、きっぱりしてるのも有りだし、ぶっ飛んでても有り、だよね!…お菓子のグミとゆで玉子の人もいたわ(落合陽一氏)。
それが面白いし、尊い。観てて元気出る。
昨日のわたしの朝ごはん。目玉焼きと玉ねぎのホットサンドイッチ。

胃炎がやっと治りかけて…。ミルクティーを再開。
そして今朝は、パパのお弁当の残りの玉ねぎ天を焼いたのが残っていたので、玉ねぎスライスと共にパンに挟んでみた。

マヨネーズと合うので、サンドイッチの具にしても美味しかった!

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