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「空腹」と「飢え」の違い

本・映画・テレビ

  お昼時にお腹が空いて、温かいおうどんを食べようと思い立った。それは…さっき観ていたドラマの阿部寛が、おうどんをすすっているのを観て「美味しそう」と思ったからに他ならない。

そう。…見たり聞いたりした食べ物に、わたしは感化される事多し。でも、毎度毎度ごはんの支度をする身にとって、それは“理にかなう習性”というか、作るメニューを考えるに大いに役に立つことだと思っている。

また、美味しく作るには自分の脳裏に“美味しいイメージ”がわいていないと…上手く仕上がらない。いくらレシピがあっても「イメージ」や「勘」というのが料理には必要ではなかろうか?知らんけど。…わたしはそう。

冷凍うどんを茹でながら…なんかこうドンとトッピングを載せたい気分に。イメージはかき揚げ的な?でもそのような具材は無い。冷蔵庫には1本の竹輪もかまぼこも無いのだ。でもなんか…素うどんでは物足りない。

冷凍庫の引き出しを漁ると、この前のお好み焼きの余りを発見。これを…明石焼きのように?うどんに入れてはどうだろう…。

“お好み焼きうどん”は、まあまあかき揚げうどんの代わりとなった。他人(家族含)に勧めようとは思わないけれど、自分の胃袋を騙すことはできた。こんな風に自分ひとりの空腹ならば、どうとでも対処できるものだ。

きょうの朝ドラ『あんぱん』は、主題歌が省かれていて異様だった。

嵩が出征している戦場の重いシーンだからだ。仲間の死や飢えとの戦い。…たんぽぽの根っこを食べていたし、昨日の放送では茹で玉子を殻ごとかぶりついていた。(…わたしのお好み焼きうどんのなんて贅沢なことか。)

今週、主人公の暢(今田美緒)は、ほとんど映し出されないが…暢もまた戦争に心を殺られて…瞬きもしないでいる印象。

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