わたしはこのところYouTubeにハマっていた。スマホで観たりテレビで観たり。
『原田龍二のニンゲンTV』の過去回を観るのに時間を費やしていたのだ…。それがやっと落ち着いて、今後は配信待ちとなった。ふう。
そんなこんなで朝ドラを観る時間が無かった。新シーズンの『ばけばけ』4週分の録画が手つかずのまま…!
パパは毎朝“出勤前の朝ドラ”がお決まりルーティン。楽しく『ばけばけ』を観ている様子で、時おり「ぷひゃひゃっ」と笑い声も。
過去に、わたしが途中で離脱した朝ドラ(最近では『舞い上がれ』とか『おむすび』とか)も、何も言わず観続けるほど習慣化している。朝ドラの短い“15分くくり”が、パパの性分に合っているのだと思う。思い返せば『ゲゲゲの女房』あたりからずっと欠かさず観ているパパだ。
それでも今回の朝ドラ『ばけばけ』は、あの『怪談』小泉八雲夫妻のお話であるからして、わたしは観ないわけにはいかない。
このブログの初期にも怪談「ふとんのはなし」の思い出を綴ったくらいだもの。
2022年 1月17日のブログ。⤵

小学生の頃に本屋さんで買った、緑色の装丁の単行本『怪談』。1話目の『耳なし芳一のはなし』は、わたしにとって怪談デビュー作かもしれない(本を読んで、の)。2話目が『ふとんのはなし』と記憶している。あと『むじな』とか…。
『耳なし芳一』はインパクトがあった。平家の武士の亡霊の顔が宿ったと云われる“平家蟹”のくだり、壇ノ浦の戦いを奏でる琵琶の音色、(たぶん若いであろう)芳一の全身(白い肌)にびっしりと書かれたお経の不気味さ…。盲目である芳一の両耳を引きちぎられる残酷さと気の毒さ…(和尚から何があっても声を上げてはならないと言われていた故)。わたしは子どもだったけれど、これらが想像で伝わってきた。
作者は外国人で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とあった。横顔の白黒写真。日本の昔話なのに、なぜ外国人?わたしは怪談に興味を持ったものの作者についてはよく知らないままでいた。
なので『ばけばけ』の小泉八雲夫妻には興味を持つ。
4週分を一気見することに。20話だ。ざっと5時間かかる。
でも、苦じゃなかった。面白い。パパが笑ってた箇所も理解った。(きっと落ち武者だろう。)
傳(でん)の、桐の箱のカステラが美味しそう…食べたい。
さっそくカステラを買って来た。長崎のカステラだけども“切り落とし”部分の安価なやつ。でもザラメが付いていて十分美味しい。
傳の真似をして、一切れを懐紙(キッチンペーパー)できちんと大事に包んでみた。おお…ありがたや。

夜のおやつに、それをパパに差し上げた。
何も言わずもぐもぐ食べるパパ…。ありがたくちまちま食べて欲しかったのに。


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