NHKの「人と、暮らしと台所」という番組を、2月から毎回録画して観ていた。
これで3回目のシリーズかしら…。
今回も、8家庭の台所を見せてもらった。
中でもわたしが興味深く見入ったのは、暮らしぶりが素敵な作家の小川糸さん。次に画家の牧野伊三夫さん、のお宅かな。
他の方の、どの台所も個性的で面白かったが。
台所と言えば、プロの料理家さんの自宅の台所はもちろん素晴らしいが、料理以外の何かしら作り出す仕事をしている人の台所は、特におもしろい。
料理を仕事にしているわけではないので、そのぶん親近感のある台所と言ってもいい。でも、こだわりが強くユニークで、センスが独特。
特に作家の小川糸さんの回は、気に入って何度も繰り返し見ている。
元々、糸さんの本を買って読むファンなのだけれど、最近糸さんの暮らしぶりは生活雑誌で取り上げられる人気ぶりとなっているようだ。
「食堂かたつむり」や「ツバキ文具店」など女子が好きそうなお話を書く、可愛らしい糸さんの旦那さんは、20歳以上年上の水谷公生という人。その人はなんと!浜省の長年の仕事仲間なのだ。昔のライブではギターを弾いていたことも。
そして、現在3人で音楽ユニットも組んでいる。糸さんは作詞。
でも、わたしは「Fairlife」という、そのユニットにはあまり興味がないのだった。
浜省は浜省。糸さんは糸さん。…としてファンなのである。
小川糸さんは、刈り上げたショートカットだけど、とても可愛らしい女の子のイメージ(50歳くらいだけど…)。小っちゃくてなんだか小鳥のよう。「ゆりね」というトイプーと共に暮らしている。ミナペルホネンの洋服をよく着ている。
エッセイ本の中に旦那さんのことを「ペンギン」と称して登場させているが、その暮らしにギタリストの旦那さんの存在感は、ない。…きっと生活は別々にしているのだろう。
なので台所も生活感があまりない。でも、お気に入りの道具に囲まれて居心地がよさそうだし、地味だけど丁寧な食生活をされている様子。
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わたしはきょう、だしを取った後の昆布が冷凍庫に貯まっていたので、佃煮にした。糸さんも地味な朝食のおかずにそれがあった。
わたしは細切りにして冷凍していたけれど、糸さんは四角の形だったので、次は四角に切ろう…と思った。
人んちの台所やお宅を拝見すると、良い刺激を受ける。
素敵な台所だったら、とても勉強になる。
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