またもや朝の苦行の話。
夜寝る前に必ずカウンタースツールを、ベッド脇に置くのを忘れてはいけない。
朝起き上がる時に、それにつかまって立って上半身を座面に預けるため。
カウンタースツールは高さを調節できるところが良い。
カウンタースツールがないと、まず立ち上がることはできまい。
やっとの思いで(何度もトライして)スツールの座面に体重を乗せて立ち上がれたら…一安心。ふ~。
しかしながら、足が痛くてすぐには歩けないのでスツールごと移動することになる。
ズリッ、ズリッと、フローリングが傷みそうだが仕方がない。
もっと良い補助器具はないものか調べたけれど、今のところそれより良いものが見当たらない。
しかし最近困ったことがあって…。
それは朝、そのカウンタースツールにグーグーが乗っかって眠っていることが多いのだ…。
気持ちよさげに丸くなって眠っているグーグー。
でも座面にはわたしの上半身を乗せるのだから、どいてもらわなくては困る。
心を鬼にしてグーグーの身体を手で揺さぶる。
すると、目をしばしばさせて「フニャッ!」と言って嚙みついて来た。
「んも~…」と思って、今度は座面をグルグル回してみた。
遠心力で落ちそうになるのをグッと耐えて落ちまいと踏ん張るグーグー。
なので次はグイッ、グイッ、と左右に振ってみる。
さすがにオタオタして降りようとしている。
かわいそうだけれど、ここで止めると再び居座るので、降りるまで動かし続けなければ。
わたしに意地悪されていると思っているだろうか…心が痛む。
…ヒョイと床に降りた。
ねこ達が「朝ごはんをくれろ、ニャーニャー」と集まってきた。
グーグーもそれに参加して「ニャーニャー」言っている。
よかった、怒ってないみたい。
この朝の苦行は毎朝のことだけれども。
夜中に何度か起きて固まらないようにしているのが功を奏して、このところ短時間で立ち上がり動けるようになっているのだ。
痛みはあるけれど、それが長時間続くよりは短時間で済むと楽だ。
先日ねこ友達のあいちゃんにばったり会って。
あいちゃんが「相変わらず、すべってんの~」って言うから、「すべってる、すべってるー」と陽気に答えたわたしだ。
診断名が「すべり症」だからね。
ごめんね、グーグー。
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