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グミの木と脳震とう

わたしのこと

 葬儀が一通り終わって、皆が家でくつろぎ始めた時(精進落とし)。

「グミの実がなってる!いっぱい!」と、やや興奮したパパが、もいだ実を見せてくれた。

「まあ!どこに⁈」と、わたしもぱああ~っっ…とした気分に。

どうやらパパの実家の隣の、いとこの家の庭の端にグミの木があるらしい。(6月のこの季節に帰省する事がなかったので、知らなかった)

葬儀のお手伝いをしてくれた、いとこのりかちゃんが「採ってもかまんよ(いいよ)」と言うので、パパとりかちゃんとわたしの3人で採ることに。

グミの木は、ずっしりと垂れたたくさんの枝に赤い実をたわわにつけていた。

りかちゃんが言うには、放置されていて誰も取らないらしいのだ。

1粒食べると、わあ…懐かしい味…。

パパが「ジャムにしたらいい」と言うので、「ほんとね!作ってみたい!だったらたくさん要る!」と3人は俄然やる気を出してもぎにかかった。

採っても採っても一向に減ることのない…ぐみの実。⤵

パパは途中で精進落としの席に戻ったけれど、りかちゃんとふたりでおしゃべりしながら採り続けた。

そして帰り道も、ぺちゃくちゃおしゃべりをしながら歩いていたら…。なんと苔むした坂の小道で、「ズルッ!ダン‼」と、わたしは派手に転んでしまった。

「ズルッ」と滑って「ダン‼」と後頭部を地面に打ち付けてしまったのだ。

わたしは一瞬にして悪夢がよみがえったよ。そう…転んで手首を骨折したあの瞬間よ…。

今度は頭だ。どうなるわたし?また病院行きか?と、天を仰ぎ目玉をきょろきょろさせ自分に問うた。

「だいじょうぶっ⁈」慌ててりかちゃんが助け起こしてくれた。

立ち上がると頭がくらりんくらりん揺れている。血は出ていないようだった。

氷をあてがわれ、しばらく横になって安静にした。腕に擦り傷もあったのでパパに絆創膏を貼られた。

その後も、脳みそがゆらゆらと揺れるようなのがしばらく続いた。これが「脳震とう」というものか。

意識もはっきりし、吐き気もなく大丈夫そう…良かった。みるみるうちに、たんこぶになった。

さて、その収穫したグミの実。

神戸のおうちに帰って、無事にジャムになったよ。

出来上がりは、300㏄ほど。(もっと採りたかった…)

甘酸っぱくて、びっくりするほどおいしい!ったら!

コメント

  1. いとこのりか より:

    先日は遠路はるばる帰って来てくれてありがとう!
    頭、たんこぶできるくらい強く打ったんやね💦
    でも、大したコトなくて良かった〜。
    久しぶりに(6年半ぶり)会えて良かった。なんか不謹慎やけど、スガちゃんが会わせてくれたんだなあって。
    あの3日間は私にとってもほんとにある意味忘れられない貴重な時間になったよ。
    昔から大好きないとこのお兄ちゃんといつ会っても飾らない優しいいとこのお兄ちゃんのお嫁さん笑
    年上なのに何故かあぶなっかしいかわいい1面もあったり笑
    私のほんとのお姉ちゃんみたいで、ついつい話が弾んでお葬式で帰って来てるのを忘れるくらい楽しいひとときを過ごしたよ。
    2人が帰った後、なんかポカンと淋しい気持ちになって。
    もっといっぱい話しがしたい!って久しぶりにこんな気持ちになったよ。
    ぐいみも美味しいジャムに大変身!すごーい!ぐいみの木もきっと喜んだはず笑
    また、帰って来たらたくさん話ししようね!

    • mana より:

      いとこのりかちゃん、ありがとう。頼りない夫婦でごめんよー。でもおしゃべりできてよかったし、楽しかった。また帰るからねー。

  2. いとこのりか より:

    楽しみに待ってるからねー!

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