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田舎からの風が吹いた

わたしのこと

 わたしの手術前後、田舎の同級生の友達のみえこちゃんやみほちゃんが電話をかけてきてくれた。

ふたりとも仕事や介護に忙しくしている。

今でも、昔の頃の雰囲気のまましゃべることができる。

みえこちゃんとは3年前のコロナ渦の直前に、浜省のライブに行くことができた。

103歳のおばあちゃんの介護をしているみほちゃんとも、浜省ライブに行きたいと5~6年前から切に思っているが、今だに実現できないでいる。

浜省の曲は高校生活のBGMだったから…。みんなで浜省に会いに行きたい。

ふたりはそれぞれ四国の山奥に居住しているので、ライブの際は神戸まで出向いてもらうことになる。

今回のライブもコロナ感染を憂慮してチケットを申し込むことはしなかったふたりだ。

みんなでライブに行ける日は来るのだろうか…。

浜省も来月70歳になるというのに。

電話でしゃべっていると、わたしも田舎の方言になる。

受話器の向こうから田舎の空気が流れてくるようだ。

紅葉しているであろう山から、冷たい風が吹いている気がする。

良い思い出ばかりじゃないから田舎を好きとは言えないけれど。

みえこちゃんやみほちゃん、友達と過ごした田舎は大切な場所なのだ。

 小学校の頃、遠足でよく山に登った。

その山の場所は「ほうのくぼ」と呼ばれ、ちょっとした高原となっていて見晴らしがよく、野菊やリンドウといった素朴な花が咲き、岩場に洞窟もあった。(四国山脈の一部分)

年に3回は行ったので計20回以上は登ったことになる。(車の道はない)

家族で行ったこともある。薬草のセンブリを摘みに。

最後に登ったのが中学生の時だから、もう40年も昔のことだ。

その間に小学校も中学校も廃校になったので、もはや子供が遠足で登ることもないであろう「ほうのくぼ」…現在はどうなっているのだろう。

遠足で一緒に行ったみえこちゃんに聞いても「さあ…」などと反応が薄い。

大人になったわたしは、懐かしみ今1度行ってみたいと思っているが。

なかなか難しそうなので、想像の世界で登ってみる。みのももと一緒に。

ヤッホー!

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