冷やご飯が残っているのでお粥にする。
朝ごはんにお粥と梅干しを食べて、薬を飲もう。
そう、薬を飲むために朝ごはんを食べなければならない。朝早くは食欲がないが、お粥なら食べやすいし身体が温まるだろう。
あ、みのちゃんは「もも散歩」に行っているが…朝ごはんを食べるだろうか。
みのちゃんのスケジュールを把握していないので、さっぱりわからない。不規則な上にあれこれ聞くとめんどくさがられるから…。
でも、このお粥…量が多い。そうだ半分を玉子粥にしてやっぱり食べてもらおう。
半分取り分けて出汁を加えて玉子でとじた。青ネギ、たくあんの刻んだのをトッピング。
散歩から帰ったみのちゃんは、ももちゃんをわたしに委ねてバタバタと身支度を始めた。
朝ごはんは？と聞くと「いらない、時間がない」と言う。ああ、やっぱり…。
すると、「むこうで食べる。なんかに入れてよ」と言う。
お粥を？あ！そうだ！サーモスのスープジャーに入れたらいいんだ。あまり使わないスープジャーの出番だ！
みのちゃんは玄関で待っていたが「あっ、もうあかん。もう行くわ！」とドアを開けた。
「待って～」と、どうにか用意できてスープジャーをそのまま手渡した。
…本当は最初にお湯を入れてスープジャーを温めてから、お粥を入れたかったのに。
それに、スープジャー専用のバッグに入れて持たせたかった。
スプーンも渡せなかった…。職場にスプーンあるのだろうか。
…まあいいや。
わたしは白粥に梅干し。冷蔵庫をのぞいたら昨夜の残り物があった。
お味噌汁、春菊のごま和え、レタスのちぎったの…昆布の佃煮もある。
じゅうぶんな朝ごはんになった。
夕方になり、思ったよりみのちゃんの帰りが遅い…。
夜遅くなる時は昼間1回帰ってきて、ももちゃんのおしっこだけ行くんだけどな…それもなかった。
ももちゃんはしょんぼりして待ちわびている様子。おしっこも行きたかろう。
やっとバタバタ帰って来て、すねているももちゃんを抱っこして「おこってるの？おこってるの？」と言いながら散歩に連れ去った。
そして帰って来て、次は「整体予約してんねーん」と弾丸のように飛び出して行った。
分単位で、いや秒単位で行動するみのちゃんであった。
フットワークが軽すぎる。
コメント