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さようならコアラマットレス

暮らしのこと

 コアラマットレスが来て、1か月使用したが…返品することにした。120日のお試し期間があり、その間なら返却可能。

結局、残念ながらわが家には馴染めなかったという事だ。

今使っているシモンズの寝心地がいいので、同じのにした方がやはり間違いない、という事に。

きょうが入れ替えの日となった。

朝、みのももが朝散歩に行っている間に、わたしがコアラベッドの布団やらシーツやらを引っぺがす。そしてその後、みのちゃんと一緒に玄関前の廊下まで運んで立てかけた。

まず先にコアラマットレスが家から出て行って、数時間後にシモンズがやってくるというソツのない(!)手配をしている、とみのちゃんが言う。わたしは、家にいて応対をしていれば良いとのこと。

お昼頃、「コアラです」と小柄のおじいの人が小さな台車を押しながらやって来た。手にはプチプチの緩衝材を持っている。わたしは一瞬で「大丈夫だろうか…」と思った。

玄関ドアを全開にして、わたしがドアのストッパーになった。おじいはプチプチを広げてダブルのマットレスに被せようとするが…そんなわずかな量では半分も被せられないだろう。

うまく被せられないので、途中でおじいは台車を玄関の中に入れようと思い、外に出た。すると足にプチプチが絡まって剝がれ「あっ」なんて言っている。…何をしているのだろう…。

台車だって、そんな大きさで載るわけないじゃん。見たらわかるじゃん…。マットレスの角を載せたら、台車がローラースケートのようにグラグラ動くだけで、おじいは「ああっ」なんて言っている。

とにかく玄関からマットレスを外に出したいおじいは、「汚したらいかんからね」「大きいね。ダブルって聞いてたけど」などと、ニカニカ笑って気まずそうにしている。

わたしは、このお年寄りがこんな力仕事をしなければならない背景を、勝手に想像して気の毒になると同時に、イライラもしてきた。

自分よりきっと年下のボスから「汚さないように」と言われているであろうのに、おじいは引きずって汚してしまうかもしれない。そして怒られてもとぼけるようなタイプのおじいであった。

何とか玄関の外に出したが、その後も四苦八苦している。わたしが見ているとやり難そうだ…。

わたしにはどうすることもできないので、「それではお願いしますね…」と玄関を閉めた。その方がおじいにとっても良さそうだったから。

ももちゃんが知らない人に怯えてブルブル震えていたので、なだめてから再び様子を見に行った。

ドアを少し開けると、まだわちゃわちゃしていた。「大丈夫…?」と聞くと「慣れてますから大丈夫」と苦しそうな小さな声で答えた。

慣れているようには見えないけど…。ドアを閉めて覗き穴から様子を見た。台車を置いたまま、担いでか引きずってか?行ったみたい…。まあいいや。さようならコアラ。

なんだかこっちまで疲れてしまったので、コタツで横になっていたら「ピンポーン!」と今度はシモンズがやって来た。みのちゃんの段取りは素晴らしい…。

男衆2人が運んで来た。「安定」感を感じる。ダブルサイズはひとりでは所詮無理なのよ…。おじいはせめてもう少ししっかりしたカバーを持ってくるべきだった。

マットレスをベッドフレームに載せるところまでやってもらった。

こうして無事にベッドマットレスの入れ替えが終了したのだった。

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