スポンサーリンク

慎ましやかな暮らし?

暮らしのこと

 …慎ましい生活の今日この頃。

きょうの朝昼兼用の母娘のごはんは、昨夜の「味噌鍋」の後の雑炊だ。残った具を濾してスープを大事にとっておいた。

そもそも…この季節に「鍋」というのも時期外れというもの。たまたま「味噌鍋スープ」のストックを見つけたから、これを使おう…と。あれこれ作るのも嫌だったせいもある。

それにしても!依然、キャベツや白菜の高い事と言ったら!…仕方がないので少量に切り分けられ、なお且つ割引きシールが貼られたものを選んだ。白ねぎは我慢した。

鶏ミンチと豚ミンチを合わせた団子に刻みねぎをたっぷりと入れる。あと、青しそ、しょうが、豆腐も混ぜてヘルシーにしよう…。あと、豚バラを少しだけ。

鍋の後半は、麺や餅を入れてかさ増しして「大食漢パパ」に対処だ。

…そんな残りのスープで最後の最後の〆が、翌日の「雑炊の朝ごはん」。

みのちゃんに「わたしの分、少し残しといて」と鍋ごと出した。みのちゃんは朝ドラ「虎に翼」の録画を観ながら食べている。

用事の手を休め、わたしもいただこう…とお椀を持っていくと、「入れてあげる」椀をよこせと言う。…この後の娘の行動が読める。案の定…雑炊の上澄み部分を、ちょいちょいちょいとすくって一口分程を椀に入れて「はい」と白々しい顔つきで渡してくれた。

わたしは「節子」、みのちゃんは親戚のおばさん…「火垂るの墓」の再現である。束の間そのシーンを楽しむふたり。

折しも朝ドラ「虎に翼」も戦時中のシーンで、はるさんが「家族になんとか滋養のある物を食べさせたい…」と台所に立っている。わたしとて同じ気持ちである。

無印良品の椀。

「糊口(ここう)をしのぐ」って言葉を知っている?「粥のような粗末な食事を食べてなんとか暮らす」という意味…。京極堂シリーズの読書で学んだ。

糊口をしのぐわが家…なぜなら6月は帰省するし、何かと出費がかさむ月なのだ。浜省のファンクラブの年会費の支払いもあるじゃないか。メルカリで浜省Tシャツも衝動買いしてしまった。

先日、台所洗剤が残り少なくなって「買わなくちゃ」と買い物に出たのに、うっかり忘れてしまって。僅かな残りを水で薄めて2日間凌いだ…。そしてやっと買い出しに出た。

台所洗剤の陳列棚の前で悩む。キュキュットの「無香」の大きな詰め替えボトルを買うつもりだけれど、小さいボトルの方も安売りになっている…。どちらがお得なのだろう…はて?

親切なもので、プライスカードに小さな文字で「1ml当たり0.33円」などと表示してくれている。しゃがみ込んで見比べる。小さいボトルの方が意外とお得なのだった。僅かな差ではあるが。

帰宅して早速台所洗剤を使ってみたら!…失敗した。

わたしは「無香」がいいのに「ヴァーベナ&シトラスの香り」を買ってしまっていた!ううう…わたしは洗剤のわざとらしい香りづけが苦手。特にオレンジの香りなどは吐き気がする。このシトラスなんちゃらもスイスイ鼻につく。

ああ…細かい部分に目を向けたばかりに…見える物が見えなくなってしまった。老眼鏡を忘れたこともいけなかった…。うっかりの連鎖だ。

洗い物をする度、スイスイした匂いで自己嫌悪に陥る。でもまあ、小さいボトルで良かった。

そんな慎ましい…いや「倹(つま)しい」生活のわが家なのだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました