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茶色いおかずは美味しい

食のこと

 タケノコ、野蕗(フキ)、里イモ、ゼンマイ…。

帰省の際にいただいたこれらを調理して、ちまちま食べる日々。あと少し乾燥ゼンマイがあるけれど、長く日持ちするので非常食に取って置こうか。

これらの食材は、いざスーパーで買うとなると高級食材だ。中国産のタケノコやゼンマイを買う気にはならないし、里イモとてジャガイモより高価だから気軽には買わない。

野蕗は、あの香りが懐かしく…ほんの少しの1束を買ったりする年もある。だけど今回いただいた量はその10倍はあった!なのでいっぺんにフキの佃煮(キャラブキ)にした。

思ったのは…フキと乾燥ゼンマイの下処理の大変さよ!どれだけの水と火(IHだけど)、そして時間を使った事か。わが家で1番の大鍋でザザザーッと繰り返すアク抜き作業は、わたしの右手を壊すほどだった。ちょうど骨折したあたりがシクシク傷んだので…湿布を貼った。それだけの労力を使った。

たまにしか使わない大鍋などを持ち出して。⤵

なので、一部湯がいたタケノコやゼンマイをいただけたのはありがたかった…と改めて思う。

キャラブキは、調べたレシピで「最後に蜂蜜を…」とあったのでメープルシロップにしてみた。蜂蜜よりクセが無いかと思って。入れすぎて甘めになったけど十分美味しくできた「茶色いおかず」。

ゼンマイは…叔母さんが作り方を毎回レクチャーしてくれるのだけど…状況もあって覚えられないって。ただ、びちゃびちゃにならないように気を付けた。多めの太白ごま油で炒めてから薄揚げと煮付けた。白飯がすすむ味になった「茶色いおかず」。

あと、みえこちゃんにもらった干し椎茸は、ちらし寿司や素麵の具に甘辛く煮てたっぷりと使ったわよ!「茶色いおかず」。干し椎茸もまた高級食材よ。

ちらし寿司は高知の日曜市で出ているおばあちゃんのちらし寿司を真似て。柚子の果汁は無いので、冷凍してある柚子の皮を細かく刻んで混ぜた。みょうがやキャラブキも刻んで少し加えたら田舎っぽい味になった。それらは、娘が苦手みたいなので…錦糸玉子をいっぱい載せて和らげた。

ゼンマイの炒め煮は結局4回作った。なので、このところのパパのお弁当にいつも入っているわ。

えっ!入ってないって?

これは先日のパパへのドッキリ(嫌がらせ)弁当よ!戦時中に、愛国という名の下に奨励された「興亜奉公日」のお弁当。でも、日の丸弁当の下におかずが隠れているから、非国民弁当ね…。

パパは「やられた!」なんて言っていたけど。玉子焼き、ウインナー、ハンバーグ、ゼンマイの煮付けが掘り起こされて…きっと楽しかったに違いないわ。

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