最近ももちゃんが習得しようとしているのは、合図をしたら「ワン」と吠える、こと。
簡単なようだが、ももちゃんには難しいようだ。
このところ毎晩、寝る前に訓練をしている。
静かな部屋で、みのちゃんとももが向かい合って座っている…と思ったら勉強タイムだ。
ももちゃんが、みのちゃんの目を見て真剣な表情なのは、がんばったらささ身のおやつがもらえるから。それと、みのちゃんが自分を見てくれているのがうれしいみたい。
みのちゃんが、右手で合図をしながら小さな声で「ワン」とささやく。
するとももちゃんは、お座りポーズのまま落ち着かない様子で腰がソワソワ。
「ワン」とひと声出せばいいのだけれど…声が出ないのだ。
普段吠えたいときには「ワンワン」言うのに、吠えろと強制されるとなかなか声が出ないらしい。
「グゥ~」とか「キュ~ン」とか、中途半端な声は漏らすのだけれど…。
やっとのことで「ワフッ」と、なんとか声が出たら「そうそう!おりこう!」と褒められる。
10分、20分…と、くりかえし勉強はつづく…。

みのちゃんが「ワン」…「ワン」という、ささやきと合図をくりかえす姿は、まるでサリバン先生のよう…。ヘレンに「ウオーター」を教える場面のように…何回も何回も。
しまいには、ももちゃんがイライラして表情が苦しそうになって、わたしも「もうやめてあげて!」と言ってしまうのだった。
気分を変えて、みのちゃんが「バーン」と言うと、コロリと転げてやられたポーズのももちゃん。
どうやらこちらはお得意な様子。



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