先月の4月24日は、銀色夏生さんのつれづれノート㊸「退屈ピカリ」の発売日だった。
旅行に行くし、忙しいので「慌てて買わなくても…今度でいいや」と思っていたが。…毎度のことながら居てもたってもいられず、いつものスーパーの3階に買いに走ったのだ。
が、品ぞろえの悪いこの本屋…置いてなかった。そういえば前回もそうだったじゃないか。
家に帰って「無かった…」と気を落としていると、整体に行くみのちゃんが「買って来たろうか?」と言う。嬉しい。「本の表紙を写メっとくねー」と委ねる。
数時間後、文庫本「退屈ピカリ」は、わたしの手元にやって来た。…なんてしあわせな事。本を胸に抱きしめた。
だがしかし。後々(1週間も後)みのちゃんに、よくよく聞いてみると。
あの日、整体の近くの本屋さんには「退屈ピカリ」は無かったのだそう。あら!そうだったのー?
その際、わたしが写メった表紙を店員に見せて「これください」と言ったらしいが、無くて。店員が別の店舗に電話して聞いてくれて、そこには「2冊ありますよ」と言うことで。けっこう離れた本屋さんまで車を走らせてくれたらしいのだ。
その本屋さんでも、店員と「銀色さんの」「つれづれ…」「退屈ピカリ」などという不可思議な単語でのやり取りがあった末、やっと手に入れてくれたのだそう。苦労をかけていたんだね…言わないから知らなかったよ。
でも、わたしは、その様子を想像すると…なんだか楽しかった。
わたしがいつも「銀色さん、銀色さん」と言っているのを聞いているみのちゃんが、書店で「銀色さんの新刊…」と言い、店員は「つれづれシリーズですね」「退屈ピカリ」などと言い合っていたかと思うと、とても可愛らしく微笑ましい光景ではないか。
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そう、銀色さんはペンネームも然り、本のタイトルもゆるゆる。
銀色さんは写真で見ると、いたって普通のどこにでもいそうな63歳の女性。だけど中身は変人だし、表現する世界はとても可愛らしく、面白い。そして自由。
今現在、その本をちまちまと少しずつ読んでいるところ。ちまちまと美味しいおやつを食べるような喜び。食べ終わると(読み終えてしまうと)あ~あ…と寂しい気持ち。
次は秋ごろに出版されるんだったかな。
GWの真っただ中、お天気が素晴らしく良いので「防災公園」というところに散歩に出かけた。
ももちゃんのお尻を「桃尻」にすべく、チョキチョキハサミで刈るみのちゃん。
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5月の公園は、繫殖したシロツメクサが海のように広がって、ももちゃんは大喜びでわっさーわっさーとバタフライで泳いだ。
わたしは、メマトイ防止にサングラス、黄砂・PМ2.5防止にマスクも外せない。笑うもも。
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