祝日は人出が多いので、外出したくない。
きょうも寒いし。
テレビの「勝手に録画」がたまっている。容量オーバーになってしまう。
「ウチ、断捨離しました!」を観よう。
きょうのはどんな恐ろしい家なんだろう…とまるでホラーを観る「怖いもの見たさ」の感覚である。
この番組の依頼者はやましたひでこ氏に助けを求めている。モノがあふれ、とっちらかったこの家を何とかしてくださいと(依頼者は、本人だったり家族だったりまちまち)。
その様はまるで魍魎に取りつかれ疲弊し病んでいるように、わたしには見える。
魍魎は家の中のあちこちに巣を作って黒いとぐろを巻いている。
その魍魎を退治するやましたひでこ氏は、さながら陰陽師の役どころ。
今回もまた恐ろしい家だった。魍魎に取りつかれているのは、この家の60代の主婦。
やましたひでこ氏が家中を見てまわる時も横で、60代主婦は「えへら、えへら」笑っている。
やました氏が「笑ってる場合じゃないよ!人間の尊厳が失われている!」と喝を入れても、ぽか~んとした顔なのだ。
「恐ろしい、取り憑かれている…!」と、わたしが思うところだ。
やました氏は家の1~2か所のかたずけの手ほどきをして「1ヶ月後にまた来ますね。」と言い残し去っていく。登場するのは初日と1ヶ月後の2回だけ。
1ヶ月間、依頼者(と家族)は、困難にぶち当たりながら泣き、わめき、ケンカもしながらかたずけをする。カメラも回っているし、やらないわけにはいかないのだろうが、これが修行だ。
でも、どうしようもない時は、やました氏の数多い「弟子」のひとりが助っ人として派遣されることもある。しかしながら「弟子」は所詮「弟子」なので時折、相手の憑き物が強烈すぎて、なめられたり泣かされたりすることも。
1ヶ月がたって、やました氏がやって来る。
すっかり断捨離が終了している家というのはまれなことで、だいたい「まだまだ」の状態が多く、だから依頼者は疲れ切った顔でビクビクしながら、やました氏を待っている。
しかしながら、やました氏はかたずけの結果はどうあれ責めることなどせず、取りついている魍魎が落ちているかどうかを見ているようだ。
断捨離が成功して、憑き物が取れて明るい表情であればいいが、そうでない場合は、最後の魍魎退治をする。
それは、やました陰陽師によるカウンセリングという儀式である。
魍魎の正体はそれぞれで、今回は60代主婦のご主人とのコミュニケーション不足だった。
その後、依頼者の主婦は「寂しかった…」と涙を流し、解き放たれた。
(わたしの好きな京極夏彦の世界とあくまでもわたしの見解によるものなので悪しからず。)

さあ、わたしも魍魎に取り憑かれないように日々精進しなくては。
やつらはほんの身近にいるのだから。ほんとよ。


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