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頼りになるいじわるな小娘

家族のこと

 手術で切った右手首には、まず傷口にぺたりと絆創膏が貼られ、その上に少し大きめの防水絆創膏、さらにその上には超薄い防水フィルムが手首にぐるりと一周巻かれていた。

3層仕立てになっていたのである。

シャワーがあたるくらいなら大丈夫なので、お風呂の時カバーも要らなくて助かった。

だがしかし、2番目に貼られた少し大きめの絆創膏の一部分が、当初からかぶれて痒くなっていた。

帰宅後、自分のベッドでぐっすり眠ったものの、気になっていたのは痛みよりも痒みであった。

傷口からは2~3センチ離れているので、無意識に「かゆいかゆい」と搔いていた。

すると赤くなっていた部分が徐々に水膨れになって、まるで火傷した時のような状態に。

ぺったりと貼った絆創膏を押し上げるように、水膨れはだんだんと大きくなっていった。

傷口近くの水膨れは血が混じって、不気味な紫色の物体となった。

今朝、寝起きのみのちゃんに紫色の水膨れを見せると、「何それ!気持ち悪い!腐ってるで…それは!」と言う。

…「腐ってる」って言うと思ったんだ。口が悪いみのちゃんだもの。

(腐ってはいない…。)

だから、わたしは早く病院に行きたいと思っている。

きょうは元々指定された診察日だから、何とかしてもらうんだ。

朝ごはんを用意してもらいたいなら、さっさとももちゃん散歩に行ってください。

目玉焼きとウインナー、もずくスープのトーストセット。

 担当医に見せると、「あらあら。いろんなことが起きるもんだねえ。」と処置してくれた。

水膨れをつぶして消毒をし、かぶれないように防水絆創膏はやめてガーゼと包帯になった。

それよりも、術後ずっと指2本がしびれているのが心配。

この先、元に戻るだろうか…。

みのちゃんに言うと、「それはもう、もどらないね。」と言うのだった。ほらね、いじわるでしょ。

 さて、包帯の右腕。かぶれないのはいいが、お風呂に入るのが大変になる…。

ビニールで覆わなければ…それでも包帯は濡れて汚くなるだろう。

新しいガーゼや包帯を用意して、みのちゃんに手当てしてもらわなければ。

 そうそう、先日のロッテリアの話をすると、わたしのことを「クレーマーだね」とみのちゃんは言った。

でも、「自分だったらそのタワーを倒したる」と言っていた。

そんなことができたら、なんて気持ちがいいだろう。

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