昨年末、センパイに紅茶の茶葉をいただいた。
「ケニア」の紅茶だそうで、ミルクティーに合う茶葉だと記されていた。ミルクティー…好きなのでうれしい。
ケニアの紅茶は、粒粒の丸い形状をしていておもしろい。まるで大仏さんの頭のブツブツみたいなのだ。(それはCTC製法という、茶葉を丸める加工をしているらしい。)
ミルクを多めに入れても負けない味わいだけれど、すっきりとして美味しい…。それ以来わたしはコーヒーよりも、ミルクティーを飲む毎日となった。
それが無くなったので、いつものスーパーへ紅茶を見に行った。
「ミルクティーには、インドかケニアの茶葉…アッサム…」と少ない知識だけで探したが、置いてある種類が少なく、またティーバックばかり。
とりあえず、インド・ケニアの茶葉がブレンドされたティーバックをひとつ買った。
後日、行った先のカルディでも紅茶を見た。
種類は色々あったが、ここでもティーバックが多く、その中から2つ選んだ。
ふと右下のかごに「チャイ」と書かれた象の絵の袋が、カゴに山盛りになって売られているのに気が付いた。
チャイか…これはお湯を入れるだけでいいインスタントのやつだな…。
ごくたまに、小鍋に紅茶葉と牛乳を煮だして、その時は砂糖も加え「チャイよ」と洒落コケて作ったりするが…面倒なんだよね。小鍋を洗うのが。
でも時々、甘いミルクティーが飲みたくなるので「買ってみよう…ついでだ」とカゴに入れた。カゴの中には、ティーバックの紅茶2種とチャイと、メープルシロップ。
帰宅した夜、象の絵の袋のインスタント「チャイ」はどうだろう…と味見をしてみることに。
小さじ大盛3杯と熱湯150㏄…か。どれどれ。
ひとくち飲んで「あっ」と声を出した。「スパイス入ってんじゃん!」
特にシナモンの香りが広がる。これはクセがあるなあ…。老眼になってから商品の細かい表示が見えず、こういうことがたまにあるのよね…。
コーヒー・紅茶にスパイス、チョコにスパイス…は、まだ「わたしの知らない世界」なのだ。
残念ながら、全部飲み干すことができず…。
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翌日、わたしは腰を据えて、この「スパイスチャイ」と対峙することに。
一晩考えたのだ(おおげさ)。「待てよ…カルディではあんなにカゴに山盛りだったという事は、人気があるってことよね?…おいしいおいしいという人がいっぱいいるという事よね…?」と。
…それはそれでなんだか悔しいことだ。
座って落ち着いて、じっくりと無心で飲む…。
するとどうだろう…「おいしい…」となった。スパイスティーデビューだ!
スパイスでカッカッとお腹が温まる。クセがあるものはクセになるもので、おかわりさえしたくなる。
思えば、「納豆」もこうして1対1で対峙して食べられるようになった。あの時はたしか親子3人で1パックずつ目の前に置いて挑んで…結果「食べられる!」となったのだ。
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おやつの時間はこのチャイと、無印の「豆乳ビスケット」が今のマイブーム。
近くのコンビニに、無印の商品が少し並ぶようになって嬉しい。
無印にもインスタントのチャイがあるので、次に試してみたい。
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