寒いのに飽きた。
毎年この時期になるとこんな気持ちになる。
ストーブの灯油をあと1回、買って来てもらおう。それが最後になればいいけれど。
あと1ヶ月もすれば、春のぬくもりを感じることができるだろう…。今が我慢のしどころか。
わたしは、夏の暑いのにも9月半ばくらいからうんざりし始め、テンションがより一層低くなる。
自分にこらえ性がないのか、せっかちなのか…。それともみんなそうなのか…。
それでも、ももちゃんの散歩に出ると季節の変化、春の兆しを感じることができる。
色があった秋の落ち葉はすっかり腐って土になろうとしているし、あちこちの小枝には固いけれども、びっしりと芽がついている。
小鳥たちは群れて大きな木に止まり、残っている木の実をガツガツ食べて、何やら忙しそうにしている。
日の沈み方は、角度も時間も変化している。
前に、前に、進んでいる。日々ちょっとずつ、ちょっとずつ…。
わたしのベランダの桑の木も早々に芽をつけていたが、それが緑色にふくらんできているのが嬉しい。
テンションが低いわたしを、毎度毎度散歩に誘う娘。
「行こうや」「行かない」「いいから行こう!」と無理やりだ。
でも…いつも何かしら発見があって、元気になって帰ってくるわたしなのだ。
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