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大切な文房具のはなし

わたしのこと

 さかのぼって、わたしが高校1年生の時の話なんだけど。

となりのAクラスのフトシくんが「色鉛筆を貸して欲しい」と、休み時間にわたしのところにやって来たのよ。高校入学の際に買ってもらったばかりの16色の色鉛筆セットは、大事に使ってて…まだ新品同様よ。

まあでも、フトシくんは中学が同じで、絵が上手なことを知っている。なので…快く貸したのだった。

地理の授業で地図に色分けをする時は、先に縁取りをしてから面をシャシャシャーと薄く塗るのは当然のセオリーよね⁈

…でも、数日経っても色鉛筆が帰ってこない。しびれを切らして「返して?」と訴えた。そしてやっと返ってきた色鉛筆を見て愕然としたわ。

どれも新品同様の長さだったのに、何本かの色が…ちびて削られちびて削られ…無残な姿となって返って来たのだ。…どうしてこんなことに?地図を色分けするくらいでこんなことに…?ましてや他人の色鉛筆…こんな使い方するなんて!わたしには考えられない事だった。

フトシくんに怒りで詰め寄ると、「○○も使った…」などとへらへら言い訳を言う。わたしの色鉛筆はどうやらAクラスの数名に使い回されたらしかった…。悔しい。

そして、その○○こそ…わたしの伴侶、現在のパパなのだ!…当時は顔と名前は知っているけど、しゃべったことも無い知らない人よ。「あいつサイテー!」と思ったわ。

パパの双子兄がわたしと同じBクラスだったので、双子兄の筆箱からボールペンを抜き取り、書きなぐって「キーーッ」と腹いせをしたことだった。そっくり双子に復讐とばかりに!

その1~2年後、仲良くなって…「色鉛筆事件」を問うたけど、「知らない、覚えてない」と小首をかしげるばかりで…罪の意識はまるでなかったわ。

それから40年以上経って…。

わたしは相変わらず自分の文房具を大切にしている。マニアではないが、こだわりのペンや、色鉛筆は60色セットを持っている。

時々パパに「ボールペン貸して?」などと言われると、とてもイヤだ。だけど勝手に使われるのはもっとイヤ。ボールペンと思って、ドローイングペンの繊細なペン先を潰されることになる!そんな違いも分からないから。

パパは、まるで文房具などに知識もこだわりもないし、失くしても平気。ボールペンを最後まで使い切ったことなんてないんじゃないかな。物に愛情などない人。

さて、その娘の…みのちゃん。

このところの副業で「ハサミ、ハサミ!」「メジャー、メジャー!」などと言って、わたしの文房具をやたらと借りに来るのだ。

まあ…みのちゃんは…パパよりかは信頼しているから…貸してあげるけどさ。

でもね、メジャーは…浜省グッズだから貸したくないのよ。外に持って出るなんてもってのほかよ。

ほら、横にももちゃんも居るじゃない?おもちゃにされたらどうするの…!ヒヤヒヤ。「もういい~?終わった~?」と、自らさっさと回収よ。

浜省ボールペンは先日届いたファンクラブグッズ。⤵

浜省は、本日と明日の金・土、さいたまスーパーアリーナ!

残り4公演は能登半島地震の被災者支援の支援金にするらしい。

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