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さくらももことTARAKОとわたし

わたしのこと

 「ちびまる子ちゃん」全巻、「ちびしかくちゃん」全2巻、そのほかエッセイの単行本など…多数所持する者の権利として、(妄想も含め)勝手なことを言わせていただく。

 わたしが「月刊誌りぼん」の愛読を卒業する22歳くらいの頃、「ちびまる子ちゃん」でデビューしたさくらももこ氏。

その時わたしは「嫉妬」のような感情を持ったのを覚えている。絵の下手くそ加減も腹立たしく思った。「なんやねん…」と。

わたしは子どもの頃から「月刊誌りぼん」の愛読者だった。1つ年下のさくらももこ氏も同じく「りぼん」を読み、同じ時代を生きた。その時代の生活から生まれた「まる子」のエピソードに共感を覚えるのは、何もわたしだけではないのは知っている。

だけど、同じ5月生まれで、当時西城秀樹のファンで(まんがの中ではおねえちゃんがファンの設定だけど)。そして、絵を描くのが得意なんて言うのだから…親近感この上なく思う。

だけれど、「さくらももこの絵に似てるね」なんて言われると、眉間にシワを寄せて「はああ~⁈」となる。何ならわたしの方がひとつ年上よ…⁈と言い返したくもなるのだ。影響を受けたものが同じなのだから、タッチが似るのは不思議ではない。

何者にもなれないわたしは、さくらももこの存在に知らんぷりして数年を過ごした。

「ちびまる子ちゃん」がTVアニメになったのは、母となり第2子のみのちゃんが生まれた年、1990年。

みのちゃんの成長と共に毎週楽しみにアニメを観て、りぼんマスコットコミックス「ちびまる子ちゃん」も自然と手元に揃い…すっかり「さくらももこ」を受け入れ、身近な存在(アイテム)となった。

熱心に読み込む親子は、そのうち「ちびまる子クイズ」を出し合いマニアックさを楽しく競い合うようにもなった。そんなせいでみのちゃんも、まる子のようなシュールな子に育ったのかもしれない…。

みのちゃん14歳の時の絵。最初はいちじくを描いたはずが…。⤵

 6年前、さくらももこ氏が亡くなった。テレビ速報でテロップが流れたその時のショックたるや…。

その後、自然とアニメを観ることはなくなった。

去年だったか…「ちびまる子ちゃん」の18巻が新刊として出ていた。

「新刊?どういうこと?」と、買ってみたら違う人が描いたものだった。まる子というキャラクターが好きな子ども達の為なんだろうな…それとも大人の事情か…と考えた。

が、わたしにはとうてい受けつけられるものではなかった。

原作者から離れたキャラクターは、この先どれだけ使われ生きていくのだろう…。

そして先日、まる子の声優のTARAKО氏が急死した。

動くさくらももこを見たことがないのだけれど、写真で見るぶさいく加減がまたわたしと似ていて…。なので、まる子の声に抜擢されたTARAKОにもまた、わたしは似ている。

訃報を聞いた時、一瞬自分が死んだような不思議な気持ちになった。

「TARAKОさん、まる子の声をありがとう。」

「さくらももこさん、『ちびまる子ちゃん』を描いてくれてありがとう。」

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