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法事ブルーからの脱却

わたしのこと

 法要が終わって1週間が経つ。

無事に(?)山場を乗り越えて安堵の気持ち…になると思いきや、わたしはモヤモヤした気持ちから抜け出せずにいる。

それは、のんきな三男坊パパとわたしの自称「甘えん坊夫婦」が、いつも矢面に立たされるこの現状よ。…いや、親類は皆やさしく矢を受けて痛い目に遭うわけではないけれども。

でも、今回の労力と出費はいかがなものか?「搾取された感」が半端ない。それは…思った以上に頼りにならない長男夫婦、一切に関わろうとしない双子の次男夫婦、が原因だ。この不公平さ、バランスの悪さ。腹立たしい…と思うのは、ええ…分かっている、わたしが未熟者だから。

法事は来年「三回忌法要」…また同じ季節にわたしの気持ちがブルーになるのか。法要だけではなくパパの実家の今後の行く末…などを考えると気持ちに暗雲がもくもくと立ち込めてくる…。

聞けば、不動産の名義変更もまだと言う義兄…(さっさとしなよ)。ああ、誰かひとりでも頼りになる人間がいればいいのだけれど。

法事…。ご先祖様やお義母さんの供養の儀式を大切だと思っているが、わたしは信仰心があるわけではないので、お坊さんがお経を読んでくださっている時も「足が痛い」「まだ終わらないの」などと違うことを考えてしまう不届きものよ…。

だけれども、法事は生きている者の為だと…わたしは思っていて。親族が集まって交流を深めていく良い機会。社交的で楽天的なパパも、親戚の人達に会うことを大切に楽しみに思っているのだ…。

でも、こんな兄弟の有様で…法事を執り行うのが困難で憂鬱になるなんて事が、そもそも嫌なのだ。「搾取される」なんて感じる自分が。大愚和尚にきっと説教されるわ…。

ちょうど1年前のブログ記事「戻ってこい平常心」⤵ …毎年状況同じじゃん。

今回の帰省の際、わたしの母方の伯母であるアッコさん宅に少しの時間だけ寄った。アッコ伯母、伯父も87歳なので、会える時に会っておきたい。

アッコさん宅。⤵ 古いながらも、隅々まで手入れされた住まいに感心する。

聞いておきたい事もある。

今回は母とアッコさんの両親、わたしにとってはおじいちゃんおばあちゃんのこと。おばあちゃんのことは知っていて、鹿尾(しかお)と言う変わった名前の。その「鹿尾」おばあちゃんの両親の名前が「犬吉」と「亀代」と言うアニマルさには笑ってしまったが。

それで、戦争で34歳で戦死したおじいちゃんが「芳一」。戦地はビルマ。調理場担当で、馬で移動の際に頭を撃たれた。その時は命を取り留めたけれど帰りの船の中で亡くなったらしい。「報を受けて泣いている家族の記憶がある」と、当時8歳だったアッコさんの話であった。

遺影を持つアッコさん。⤵ (母のアルバムから探した)

知らないことが聞けて良かった。…犬吉&亀代、そして芳一おじいちゃん。

朝ドラ「虎に翼」の戦中戦後の辛いシーンを観たばかりだったので、なんだかリアルに感じることができた。34歳の若さだったんだね…。

わたしに出来る供養は、自分と縁のある亡くなった人々に想いを馳せる事。すると、なんだか近くに感じて…嬉しそうにしてくれる気がするから。

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