Alwaysふたりは走る

　先日の陽気は「まちがい」であった。

半袖を着たのも、扇風機を回したのも、アイスコーヒーを飲んだのも…「まちがい」だったのだ。

　押し入れの衣装ケースに、きちんとたたんだパーカーを引っぱり出して着込む。

「外は寒いで！」と言うみのちゃんは、パーカーのフードまで被ってスピードスケート選手のようだ。

きょうの夕方のももちゃん散歩は、久しぶりに行く公園に決定！

　それでも公園は、梅も桜もあちらこちらも新緑になっていて「まちがい」ではなかったようだ。

ああ、クローバーが群生している。

ももちゃんとみのちゃんは、もう走って行ってしまったのに、わたしは立ち止まってしまう。

なんということだろう！いきなり２つ、3つ、４つ葉を見つけてしまった。

ここにもある、ここにもある、しかも状態がきれいなものばかり。

みのちゃんも探し始めて、すぐ２つ見つけた。

　12本くらい摘んで、「こんなにあるんじゃあ、ありがたみがないね」と言って、3人で公園を一周した。

歩くのが遅い私の周りを、ふたりは行ったり来たりずっと走り回って疲れ知らず。

　この公園を少し行ったところに商業施設があり、そこの無印良品には猫草キットが置いてあるので、だから夕方散歩にお供したわけ。…だってもう無いのだもん。

車から降ろしてもらってサッと店内に入り、無印に直行して猫草キットを５パック（計10個）ゲットした。これでしばらく大丈夫。

ついでに食料品売り場にも行って、カルピスバターを買った。いつも行くスーパーには売ってないから、せっかくなので買っておこう。

本当はゆっくり店内を見てまわりたかったけど、晩ごはんの用意もしなくてはいけないので、30分くらいの滞在であった。

　夜、４つ葉のクローバーを「日本全史」という分厚い本に挟もうとしたら、以前挟んだユーカリの葉っぱが23枚も出てきた。忘れてた。

カサカサ乾いてぺったんこになっていい感じで、香りも残っている。

瓶に入れて何かに使うつもり。

　それにしても、きょうもたくさん散歩したなあ…ももみのちゃん。