みのちゃんが「WBCの映画…観に行こうかな」と言うので、わたしも便乗することに。
「憧れを超えた侍たち 世界一への記録 2023 WBC」だ。
みのちゃんの仕事が終わってからのレイトショー。
あれから3か月。…あの興奮は、すっかり冷めてしまっているわたしだ…。そして試合の記憶さえも、すでにどこかに置いてきてしまった状態よ…。
映画は完全密着ドキュメンタリーで、ナレーションが「情熱大陸」の人だから、それっぽい。
監督に栗山英樹が選ばれたところから密着は始まる。そして代表選手の選考。宮崎合宿、強化試合を経て、チームが徐々にまとまって行く様子を見ることができる。
ただ、当時はシークレットだったであろう部分や裏側を、こうして見せてくれるのは面白いし、わたしなんぞは野球に興味があまりないものだから新鮮な映像である。「へえ~、大人たちがこんな会議してるんや~」などと。
東京ドームでの1次ラウンドでは、中国、韓国、チェコ、オーストラリアと対戦していく。…この頃のわたしは「勝てば良い」と思っているだけで、まじめに試合を観戦していなかったっけ。選手の名前もよく知らないでいた。「ヌートバーって誰よ?」なのである。
そして、東京ドームでの準々決勝はイタリア。日本は無事に勝ち続ける。
そしてそして、アメリカのローンデポ・パークに舞台を移し、あの劇的な準決勝日本VSメキシコの試合。さすがに!この頃は夢中で応援していたから!記憶がよみがえるわたし。そして決勝のアメリカ戦よ。
あの興奮を今一度!と思う方には是非是非。
特に(何度も言う)、あの準決勝日本VSメキシコ戦。あの時初めて、泣きべそかいているのが「佐々木朗希」って知ったわたしなのだが。
ホームランを打たれた佐々木朗希は、直後ベンチ裏で小鹿のように身体を折りたたんで泣いていた。子どもが泣くように泣いていた。やはり…泣いていたのだ。…ってか号泣じゃん。その後の吉田正尚の同点ホームランで、今度は安堵の涙。もう子どもよ、子ども。いい意味で。
他にも、韓国戦で小指を骨折した源田選手…。「指が変な方向に向いてる」と、顔面蒼白でめっちゃ痛そうだのに「鍋つかみみたいなのある?」と言ってミトン装着して試合続行。その後の試合にもテーピングして出続けた。骨折の痛みを知るわたしは、ただただ「すごい」と思う。それほどに野球…したかったんだな。
そんな選手たちのベンチでの微妙な顔色、顔つきを間近に見つつ試合を振り返って観るものだから、より一層力が入るのだ。ピンチで「悔しい」「辛い」の気持ち。でも、選手同士の「負けるもんか!」の強い気持ちは、途切れることはなかった。
栗山監督の、ひとりひとりの選手を大切に思う気持ち、労いの言葉にも…心を打たれた。ひゅう~♪大人~。
「いいものを見た」感がある。なので是非是非。
最後に大谷選手が、こんなことも言ってた…。⤵
主題歌は、あいみょん♪ これもまた良し。
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