ももちゃんがベッドの上でホリホリするものだから(砂浜で穴を掘るやつ)、シーツが破けた。
捨てようと思ったけど、ゴムの部分も伸びてないし、まだまだ直せば使えそう。
まず破れたところをサクサクと縫い合わせる。
そして、処分前の別のシーツのよさげな部分を切って縫い付けよう。
どうせその上に敷きパッドを敷くのだから、見栄えが悪くても大丈夫だ。
床にシーツを広げると、わらわらと寄ってくる数匹のねこと犬。
破いた張本人のももちゃんも布の上でクルクルまわって、しれっと寝ころんだ。
みんな、のんびりした顔でくつろごうとしている…。
他にいくらでも寝床はあるじゃないか。
ホットカーペットの方が暖かいじゃないか。なぜわざわざここで寝る?
…まあいい。
まずアイロンをかけてしわを伸ばさなくては。
ももちゃんが「なになに?」と寄ってくる。
「熱いよ!ダメ!」と阻止すると、「スンスン、スンスン!」と鼻を鳴らした。
熱いのがわかったのかな。
とりあえず、縫い合わせよう。きれいでなくてもいい。
針も危ないから、いちいちみんなの手の届かない所に戻さなくては。
破れを縫い合わせたところで、もうきょうはこの辺でおしまい。
だって疲れちゃった。
急ぎの仕事ではないので、ちょっとずつ進めていこう。
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晩ごはんは、鮭の焼いたのとかの和食だったけど、味噌汁ではなくミネストローネを作った。
たくさん作ったから、あしたの朝か昼食にパンと一緒に食べようっと。
セロリの葉をブーケガルニとして放り込んだのがよかった。
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