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導師様の“怒鳴りつけ”

家族のこと

 12月1日(月)

 葬儀(告別式)は午前11時から。

昨日の通夜に参列できなかったパパ…。兄嫁や甥っ子、親戚の人々に愛想よく挨拶をして回っている。そして棺の中の兄者の顔を静かに見ている。

いよいよ葬儀が始まった。

導師様入場。

さっそうと現れた導師様(和尚)は、きょうは帽子(?)を被っている。まるで賢者のような出で立ち。カッコイイ。ああ…まだ若い(アラフィフ?)和尚様だから、カッコよく思うんだな。

昨日号泣だった兄嫁達家族は、若干落ち着いている様子。…きょうで最後のお別れだ。

読経が始まると、隣りに座っているパパは目を閉じた。つい眠ってしまいたくなるのだろう…。

みのちゃんは儀式に興味深々の様子で見学している。

皆のお焼香が終わり儀式も終盤に差しかかった時。突然、導師様が叫んだ。

「カアア—————ッッ!!」

ビクッッッ!!!

棺の中の兄者も飛び上がるほどの!

そう言えば…昨日通夜の時、和尚が「明日、大きな声を出します…」言ってた(忘れてた)…コレの事か!

それは、何かを“断ち切る”為の、まさに怒鳴り声だった。

兄者はこの世の未練から。

残された者は延々と続く悲しみから。パパは気の緩み(睡魔)から。

皆、『喝』を入れられた。

この宗派(臨済宗)の儀式は、導師様が菊の花を投げつけたり(!)、払子を振り回したり、『喝』を入れたり…わたしには(解らないなりにも)兄者をあの世に導いている感じが…ひしひしと伝わってきた。

葬儀終了。導師様の顔が紅潮していた。

ありがとうございました。

悪事をせず真面目だった兄者だから…仏界に弟子入りできたと思われる。

火葬場に移動。

各自、自家用車で向かう。霊柩車を先頭に、次に和尚自ら運転する墨色のプリウス、続いてそれぞれの家族の車が連なって。山の方へ。

火葬の待ち時間に食事。

懐石弁当。食事はみんなのお楽しみ…いや、慰み。生きていく為に食べなければならぬ。

こんな会席に(これまでいた)兄者がいないのが…不思議な気持ち。

お骨上げをして、解散。

みのちゃんに「和尚さんの帽子…どこかで見たことがあるカッコよさ…だったね」と言うと、「アシタカやろ、もののけ姫の。」…ああ、そうか。

みのちゃんは、儀式を目を皿のようにして見ていたのだって。帽子もだけど足袋と草履も良かったらしい。

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