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2021年10月11日骨折の日②

わたしのこと

 目的の場所は、色々なお花が咲く美しいハーブガーデン。

そこでお弁当を食べ、展望プラザで景色を眺めながら、ソフトクリームを食べるのもいいだろう。

存分に楽しんだら、帰りはロープウェイで街に降りて(10分くらいで降りる)、「ブルーシール」っていうアイスクリーム屋さんに行きたいね!…なんて話していた。

でも、予定は変わってしまった。

森から抜けてハーブガーデンの入り口に着き、平たい階段を意気揚々と上っていた時。

右足が引っかかって転んでしまったのだ。

その時、モルタルでできた偽丸太に「ガンッ」と右手を打ち付けてしまった。

「いったーーーい!ほねがおれたあああああーーー!」と叫ぶ。

折れたかどうか知らないが、それだけ痛かったのだ。

 目の前が…暗くなっていく。

痛すぎて、うわ吐きそう。やばいやばい。

今度は目の前が白くなってきて、みんなの顔が真っ白に飛んでいる。声も別世界から聞こえてくるみたいだ。

別世界から、「近い病院聞いてくる」だの「ハンカチぬらしてくる」だの聞こえてくる。

どこかの外国人がお弁当を食べている様子もうかがえる。ちょうどお昼なんだな…。

おべんとう…おべんとうを…皆に食べさせなければ…。せっかくのおべんとう…。

この痛い右手、「あー大丈夫、大丈夫、もう痛くなくなった!」って、なかったことにできないだろうか…。なんとか遠足を続行できないだろうか。

しかし…異様に曲がっているし、痛みは引かない。

…これは病院に連れて行ってもらうしか…ない。

視界も戻ってきて落ち着いたので、地元の行きつけの病院に連れて行ってもらうことになった。

持っていた巻物で腕を吊ってもらい、手をつないで歩いてもらう。

荷物も持ってもらった。

階段を降りようとすると、「こっち!こっち!」とエレベーターにのせられた。

 つづく

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