ちょっと前の話。(6月9日の話)
わたしは、古い木の「すのこ」を解体して処分しようと試みていた。その際、細い釘のような留め具が1本とれたので、空箱にポイと入れておいた。
そのまま別の用事をしていたら、散歩から「みのもも」が帰って来た。
みのちゃんは、遅いお昼のうどんをつるつる…食べていた。
するとその時ももちゃんが!あろうことか箱の中から何やら見つけ、チュイッと口にくわえたらしいのだ。
それを見たみのちゃんが「何入れた?口に何を入れた?」と、ももちゃんの口に手をやった。「取られる!」と思ったももちゃんは、ゴクンと飲んでしまったのだ!おいしくもないのに!
わたしから「それは釘!」と聞いたみのちゃんは、「病院。これは病院や。」と即座に判断、電話をかける。
オロオロするわたしは、とりあえず別の釘をすのこから外して小さなプラ容器に入れ、解体したほかの部分をゴミ袋に入れて念入りに始末した。プルプルと震えながら…。
近くのかかりつけの病院が診てくれると決まったので、すぐに連れて行くことに。「食べたのは、これ!」と容器に入った釘を持たせた。「これか…小さいけど。どうかな…」とみのちゃん。わたしが「ホントに食べたの?」と聞くと「食べた」と言う。ううう。
釘と言っても、1.5センチくらいの細い針金みたいなんだけど…それでもとんがってるから危険。
ももちゃんはキョトンとして「え、また散歩ですか?」みたいな顔をしている。ヘラヘラ笑いながら抱っこされて連れて行かれた。
…テーブルの上には食べかけのおうどんが残された…。悲しく打ちひしがれるわたし…。
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ここからは病院での話。(後から聞いた)
レントゲン写真のももちゃんの胃には、くっきりと釘が白く映っていたらしい。くっきりと。
麻酔をして内視鏡で取る方法が考えられるが、胃の中に食べ物が残っているので院長先生としては「吐き薬」で対処したいと言う。それで出なかったら…やはり内視鏡手術か、「ウンチと共に出る待ち」か…。
避けたいのは、腸に引っかかっての「開腹手術」である。
「吐き薬」と連絡を受けたわたしは「どうか!神様!早く出して!」と祈る。この時のわたしの神様っていったい誰なんだろう…と思いながら。(ちなみにお釈迦さまは神ではないらしい…?)
約1時間後、みのちゃんのラインから「出た」との知らせが。ううう。良かった。
院長先生が「おいしい物いっぱいと一緒に出てきたよ…」と。それ、わたしがおやつにあげたささ身…。
吐き気がおさまるまで、しばらく病院で様子を見ることに。
3時間ほどして、ももちゃんはいつものように元気に帰宅した。
気分が悪くなって辛かっただろうな…。かわいそうに。それでも、ごはんを欲しがるので2回に分けて食べさせた。大丈夫そうだったけど、いつもより少なめに。そして胃薬を飲ませた。
「誤飲」に気を付けるよう、日頃からみのちゃんと話をしていた。…のに起きてしまった誤飲。
犬は特に多いので、気を付ける上に気を付けなければならない…。そして早めの対処。でも、見てないところで食べちゃったらどうするの…。
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