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甘えん坊バンザイのお話

猫のこと・犬のこと

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 末っ子イッチ

残るは、甘えん坊タン子ちゃんの紹介

 10年前の3月1日の夜遅くに、みのちゃんがどこからともなく連れて帰ってきた。

白いもこもこの布にくるまれていたのは、生まれたばかりの子猫。

わたしの第一声は「何?これ(何の生き物?)。」だったように思う。

 その日からみのちゃんとわたしは、シフトを組んでこの赤ん坊の世話をすることになった。

保育器は基本こたつの中。

3時間おきのミルク、ゲップ、排泄。

そして、キッチンスケールで体重を計る。

100グラムから毎日みるみる110、120…と増えていった。

哺乳瓶でミルクをシャカシャカすると、手足を泳がせるようにバタバタして「早くくれろ、はやくくれろ」とぴゃーぴゃー。

そして乳首に吸い付いて一心不乱に飲む姿は、与える方も何とも言えない至福の時であった。

タン子ちゃんはこたつの中か、みのちゃんのの洋服のふところに入って、眠って育った。

お目目が明いて、よちよち歩けるようになっても、先輩ねこ達は申し合わせたようにやさしく接してくれた。

たぶん、猫社会では「とりあえず子猫にはやさしく」という決まりがあるのだと思う。

 いつも抱っこ抱っこで育ったので、今でも抱っこをして欲しいタン子ちゃん。(わたしとみのちゃんだけ。パパには用はない)

自分が末っ子だと思っていたら、その後イッチやら犬のももちゃんが登場して、何だか気に入らない。

エコーの効くお風呂場で「ニャーオ、ニャーオ」と呼んでみる。気付いて、気付いて…!と言わんばかりに。

「なんだなんだ、どうした!」とわたしが来るのを待っているのだ。

 「おいで!」というと、バンザイして抱っこをせがむのが何ともかわいい。人間の子のよう。

抱っこしてもらえたら、スリスリスリスリゴロゴロゴロゴロ。

あの至福の時を思い出すんだろうな。

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