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18歳のわたしへ

わたしのこと

 わたしの高校時代のセーラー服の夏服は長袖で暑苦しかった。袖まくりスタイルだ。

なので、わたしは3年生の夏にハサミで切って半袖にしてみた!快適だった。でもそれは校則違反だったみたいよ…。

革靴も履かなくなって、白地に赤のラインのスニーカーか、黒いカンフーシューズ。重たい鞄も持たなくなって、カラフルな布バッグ。身軽に動けるように教科書は教室に置きっぱ。

移動はもっぱら原付バイク。

わたしは兄の勧めで、気が付いたら16歳で免許を取得していた(今は無いけど)。バイク好きの兄が中古バイクも用意してくれて…乗り方レッスンもスパルタで。兄が怖くて…そこにわたしの意思は皆無だった。

でもそのおかげで、わたしは今から思えば自由気ままな学生生活を送れたのかもしれないな。サンキュー兄。

周りのみんなも原付バイクが足だったから、バイクが無いと遊べないのだ。まあ、田舎なので狭い世界での話だけどね。暴走族じゃあないわよ⁈

信号機も1か所しかないので交通ルールなんて知らない。ふたり乗りも3人乗りもしたものよ…。事故ってはないわ。

そんなショートヘアーの18歳のわたしに、60歳の初老のわたしが言う。

「あんた。

60歳のわたしは極めてのんきな主婦よ。犬ねこと暮らしてるわ…。

そしてね、みえこちゃんやめほちゃんとはずっと友達よ。浜省のライブも一緒に行くんだから…!浜省?おじいちゃんになってもカッコイイよ!安心して。

あんた、このまま結婚して可愛い子どもがふたり生まれるわよ。…現在孫もひとりいるわよ!

だから、いいのよ。そのまま思うように突っ走って行きなさい。だいじょうぶよ。」

「そりゃあね、楽しい事ばかりじゃないわよ?それは覚悟して。」

…そう。これで良しの60年なのだ。

 

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