いつものスーパーに、時々「どうぞご自由にお持ちください」と、古本が5~6冊小さなテーブルに並ぶ事がある。それには気が付いていた。
が、わたしの好みの本が並ぶことはなく、たいがい西村京太郎などの推理小説や自己啓発の本などが寂しく陰気臭く、手に取ってもらう誰かを待っているのだった。
先日そこから、瀬尾まいこの「幸福の食卓」という文庫本を、わたしは救い出した。
「幸福の食卓」は過去に映画化されていて、レンタルビデオを借りて観たことがある。15年ほど前か。
主人公役がデビュー間もない15、6歳?の北乃きいちゃんで、とても可愛かった印象のある映画だ。だけど、ストーリーがうっすらとしか記憶にないので、原作を読んでみようと思った。
また、文庫本の表紙がオムライスやビーフシチューなどの食べ物と、おかっぱの女の子とニワトリ…という可愛さとシュールさのあるイラストだったせいもある。瀬尾まいこの本の表紙絵は、どれも少し心惹かれる…。なので、わたしが引き取ることにした。
たまたま出会った本なのでヒマな時のお供にし、5日ほどで読み終えた。
それと同時にNetflixでドラマ「逃げ恥」を小分けにして観ていた。展開がわかっていても、その都度発見があるし受け止め方も変わってくるものだ。
「平匡さん(星野源)のイス!わたしの新しいイスと同じじゃない⁈」という新たな発見があり、みのちゃんに言うと。「平匡くらいやったら、あのイスかもしれない」と言うのがおもしろかった。
みのちゃんが言いたいのは「母にあてがったあのイスは、SE(システムエンジニア)の仕事を持つ平匡レベルのイスだ」ということだが、ドラマと現実の境目がないみのちゃんの世界が楽しくて好きだなあ!と思った。
そんなみのちゃんは「おしん」をずっとスマホで相変わらず観続けていて、「あなたと一緒ならどんな苦労だってしてみせます」だの「だいこんめし食いてえ」…などと、おしんちゃんのセリフを口走るようになった。ひとりで二役こなす時もある…。
「逃げ恥」には石田ゆり子が出演しているが、「幸福の食卓」にも石田ゆり子は母親役で出ているので、もう1度観てみたい…と思ったがNetflixにはなかったのが残念。昔より今の石田ゆり子が、何か好きだなあ。
ちなみに昔、石田ゆり子は浜省のМVにも出ている。浜省の大ファンであるらしい。
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