先週の朝ドラ『あんぱん』内で、やなせたかしの『やさしいライオン』というお話が出てきた。
子を亡くした“ムクムク”太った犬と、母を亡くした“ブルブル”震えてばかりの子ライオンのお話。

※クク&もも⤴
…わたしなりに、あらすじを。
ふたりは、種を超えたしあわせな親子になった。
やがてブルブルは、当然ムクムクより大きくなって立派なライオンに成長した。けれども如何せん…サーカスに売られて大好きな母犬と引き離されてしまう。
母犬ムクムクと別れたショックで失語症のようになったライオンブルブル…。しかし、ムクムクにやさしく育てられた故、サーカスでは従順に芸をして人気者に。
長い年月が経ったある夜、サーカス小屋の檻の中でブルブルは聞き覚えのある子守唄を耳にする。それは紛れもなく母犬ムクムクの…。
ライオンブルブルは「ワン!」と吠えて檻を破り、外界に出て母を探す。夜の街を駆け抜けるライオンブルブル。
やっと探し出し…老いぼれた母犬と抱き合ったところを、鉄砲隊に打たれて死んでしまう。
…という残酷なお話なのよ。
「ワン!」とブルブルが吠えたところで、わたしは泣いてしまう。その後からの展開で号泣となる…。
やなせたかしの絵は、可愛くて美しい。だのに暗い陰りがある。その陰り=残酷さだ。
去る6月NHKEテレで、やなせたかし原作アニメ『チリンの鈴』が放映された。それを一応、録画しておいたのだけど。
とうとう…それを観る時がきたようだ。
でも、やなせたかしは残酷…容赦ないのよ。“たっすいがー”のくせに厳しいのよ。なんだか恐ろしくなってきたんだけど…。
観ました…。『チリンの鈴』⤵

主人公チリンは可愛い可愛い子羊よ?なのになのに…うえ~ん(泣)。
とても古いアニメーション。1978年、製作サンリオ・辻信太郎とあるから…『あんぱん』の妻夫木聡ね。音楽がいずみたく、大森もっくんね!そして撮影に虫プロダクションが関わっている…おおお、治虫ね!みんなで作ったんだ~!とても感慨深い。
当時わたし14歳。この頃は宮崎駿の『未来少年コナン』にはまっていた時期だ。『母をたずねて三千里』とか『あらいぐまラスカル』とか。他にもおもしろい漫画・アニメがいっぱいの時期。だけど…やなせたかしのアニメを観た記憶はない。
…もし当時のわたしが『チリンの鈴』を観ていたら、どう思っただろう。「なにこれ⁉」って眉間にシワだったかもしれないわね。だって可愛い主人公がバケモノになるなんて…やりきれないショックよ。
でも、絵本とアニメーションの中間のような…動く絵本のような…それはそれでとてもいい作品。
それに童話とかって、元々原作は恐ろしいよね…。殺されたり食べられたり。容赦ないのよ。


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