きょうは朝散歩に付いて行った。
健康のために健康公園だ。
この公園も…!一面にシロツメクサの花が咲いている。
この景色を見ると、いつも思い出し口ずさむ歌がある。
♪つめくさの花の咲く晩に
ポランの広場の夏まつり
ポランの広場の夏まつり
作詞は宮沢賢治。
♪酒を吞まずに水を呑む
そんなやつらがでかけて来ると
ポランの広場も朝になる
ポランの広場も白っぱくれる
![](https://neko-no-jimusho.com/wp-content/uploads/2022/05/e394f9b157cd9530da416de58a2c3366.png)
小学5年生の時の国語の教科書に「宮沢賢治」のことが載っていたので、予習として伝記を読んだ。
たぶんその時からだ、宮沢賢治のファンになったのは。
担任の先生に「ポランの広場」の歌も教えてもらった。
その時から歌い続けているのだな。
37歳の若さで亡くなった宮沢賢治だが、たくさんの詩や童話を残した。
その詩や童話の世界が大好きなのだ。
童話と言っても、とても小難しい(詩はとんでもなく難しい)。
ストーリーを説明するのも難しい。
でも、読んでいるとそのお話の世界に入り込み、何とも不思議な気持ちになるのだ。
例えば有名な「銀河鉄道の夜」というお話がある。
その最初のくだりから、わたしはジョパンニの気持ちになって涙目になってしまう。
それぐらい強烈な世界なのだ(わたしにとっては)。
名作がたくさんあるが、なかなか映像作品にならない(作る必要も無し)。
賢治の世界を表現するのは困難なのだ。
若くして亡くなったけれど、作品が永遠に生きていることが素敵…。
(生きている間に作品の報酬はほぼ無かったらしい。)
ちなみに、このブログの「ねこの事務所」は童話の「猫の事務所」から拝借した。
擬人化した猫や動物がよく出てくるのも、賢治の童話の特徴。
猫や鳥や生き物だけでなく、電信柱までしゃべる(「月夜のでんしんばしら」)。
小難しいことを面白くしゃべる、不思議な世界に引き込まれる。
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