先日、Netflixの新作として配信されたこの映画を観た。
たしか昨年くらいに…巷で上映された映画だったか?
恋愛映画には興味がないけれど、坂元裕二の脚本に興味があったから観ることにした。
今まで「おもしろい」とハマったテレビドラマの脚本は、たいがいこの人の脚本だったりする。
一昔前、「最高の離婚」や「問題のあるレストラン」はみのちゃんとおもしろく観たし、大昔の「東京ラブストーリー」は言わずもがな、である。
昨年Netflixで観たドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」は、やっぱりおもしろかったもの…!
…なんて、脚本がどうだとか原作はこうだとか、ウダウダ言ってしまうわたしのような類が…「花束みたいな恋をした」の登場人物だった…。(年齢・容姿・性別はさておき)
架空の世界で自分のような類を見せられると、ディスられている気分になるものだ。
なので、登場人物ふたりの会話に「うわ~、あいたたた~」と眉間にしわ。
(ちなみに主演は菅田将暉と有村架純という、その世代の代表なのだけど。)
連続ドラマと違って2時間くらいの映画だから、そういうのがギュッと凝縮されているので観ていて辛かった。
坂元裕二のお話に出てくる人物はクセが強い…と思わせるほど、人物描写が過ぎるのだ。
長い目で見られる連ドラの方がいいかもしれない。
そしてきょう、再びこの映画を。
前半に気になるところがあったので、そこだけもう1回確認しただけなのに…ガッツリ最後まで観てしまった。
でも2回目は、「あいたたた~」とならずに観ることができた。
ストーリーがわかっている分、落ち着いて細かなところを観ることができて良かった。お部屋のセットなども楽しめた。
クライマックスも、2回目で受け入れることができた。
映画の中のふたりの選択は、わたしとは違う選択だったから、1回目観た時はモヤモヤしたけれど…。その選択をしたからこそ、永遠に「花束」みたいな想い出になったのだ…と理解。
ラストはバッドエンドのようでハッピーエンドだったのだ。
わたしはこの登場人物(20代)の、なれの果ての58歳…。
手に持つのは、ドライフラワーの花束だ。
ちなみに。
しいて言うとわたしのイメージではこの映画、有村架純ではなかった。
有村架純がウダウダ言うのは似合わないし、「ちっす」って言うのも似合わない。
…しまった。
こんなのんきに映画を観ている場合ではなかった。
いよいよ明日、息子と孫がやって来る。
5歳のぺいちゃんに会ってから4年のブランクがあるけど、大丈夫だろうか。
来月9歳になる成長したぺいちゃんと、「ねこばあば」のわたし。
はてさて仲良くできるだろうか。
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